これから。〜卵巣腫瘍闘病記〜
chobi



 入院生活

朝は6時起床。

もともと5時起きなので、早めに目が覚めてしまう。
仕方ないので布団の中でイヤフォンでラジオを聴きながらじっとしている
時間になると検温と血圧の測定に看護師さんが回ってくる。
その後カーテンを開けて一日の始まり。

みなさんの食事の匂いを嗅ぎながら点滴。
回診の時間がいまいちいつだか決まっていないので、あまりうろうろできない。
今日は隙を見て売店が開いてすぐに買い物。
洗濯洗剤とかシャンプーなど買い込む。
リンスインシャンプーなんてこういう時しか使わないね。
暇なのでローションパックしようかとカット綿を探したのだけど、医療用の大きいのしかなくて断念・・・。

回診で今日はレントゲン撮影があると知らされる。
経過は順調なので、結果によって食事も始められるか決めるとのこと。
TVのグルメ番組で食欲が刺激されまくっていたので期待。

のんびりしているとシャワーの順番が回ってくる。
レントゲン待ちなので最後にしてもらう。
結局午後に呼ばれたのでいい選択だった。
絶食4日目のせいでだいぶクラクラしてきているので、手早くシャワーを済ませて床に就く。

今日は来客もなく洗濯したりのんびり。
TVでは民主党の党首が決まったと騒いでいた。そのせいでショムニファイナルがつぶれて残念。

夕食時は面会のピークで病室がにぎやか。
最近同居した母は足がないため、昼間しか来られない。
聞くともなしに周りの話を聞いていると、みんないろいろ事情があるなぁと思う。

夜の回診で、食事が始まることが決定。
うれしい反面食べるのが少しこわいような。
ゆっくり進めていく事にしようと思う。

今日は点滴の落ちが悪く、夕方から急ピッチになってしまった。おかげで10時に消灯になってからも3回もトイレに行かなければならない羽目になり大変な思いをした。
ただトイレに行くだけならいいのだけど、蓄尿しているのでいちいち作業がめんどくさくて参った。

明日からの食事を楽しみに、ラジオを聴きながら就寝・・・

2006年04月07日(金)



 一夜明けて

朝目が覚めたら病院だった。

鼻チューブの状態でよく眠れたと自分でも感心。
朝医師と顔を合わせたのでお伺いを立てると、除去OKとのことでさっそくチューブを抜いてもらう。
今回はあまり必要ない処置だったらしく、どうやら苦しみ損だったみたい。
症状からみて、腸より胃の方が悪かった様子。
腹水も炎症があると出るということで、あまり深刻にならなくていいのかな?

まだ時々胃にさしこむような痛みがあるので、あまり動き回らずにベッドに横たわっているのみ。
昼頃は熱も38度あり、病人モードで寝て過ごす。

午後は母が見舞いにやってきたのだが、電車を乗り間違えて2時間かかった(通常の2倍)とかでそちらのほうが心配になる。
知人や会社の上司も来てくれて、つくづく朝の内にチューブが取れていてよかったと思う。

夕方になり熱も下がったので、TVを見たりしてのんびり。
こんなにゆっくりするのもひさびさだ。
これでどこも異常なしなら万々歳なのだけどな。
まぁ考えてもしかたないか。



2006年04月05日(水)



 緊急事態・・・?

朝、普通に出勤、仕事。
いい仕事に当たっていいペースと思っていたのだけど。

なんだかみぞおちのあたりが痛みだした。
継続的ではなく、時間を置いて痛みがくる。
まるで陣痛のような感じ。
ラマーズ法の呼吸で痛みを我慢してみたけれど、どうもこのままにしておくのはまずい感じなのが自分でもわかった。

とりあえず地元の救急病院で診察を受ける。
CTとレントゲン、簡単な血液検査。
結果、腸閉塞になりかけていることが判明。
肝臓のあたりになんと腹水もあるらしい。
病歴から卵巣癌の手術をしたK病院で入院することを提案されたので、そうすることにさせてもらった。
じつは前日半年ぶりの検診をしにK病院へ行ったばかり。
なんだかなという感じ。

救急車でK病院へ着くと、主治医がお出迎え。
やはり腹水があるので再発の可能性もない訳ではないらしい。
冷静に考えていきましょうとのこと。

腸閉塞の措置として、鼻からチューブを入れられる。
これがまたなんとも言えない苦しさ!
何回も失敗してようやく通った。
医師いわく「あまり胃液が出てこないから明日には取れそうですね」
今すぐ取ってくれればいいのに。

胃の痛みと吐き気に悩まされ、夜は眠れないだろうと覚悟していたのだが、鎮痛剤の効果かあっさり眠ってしまった。





2006年04月04日(火)
初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加