これから。〜卵巣腫瘍闘病記〜
chobi



 外来検診 4−1

4回目治療終了後はじめての外来。

予約が1時だったので、早めに採血をしようと30分前に着くように家を出た。
途中街路樹がすっかり紅葉していて、今年ももうすぐ終わっちゃうんだなぁなんて妙に感慨深く思ってしまう。
いろいろあったからなぁ、今年は・・。

いつものように採血をして、本を読みながら待つ。
急患の人がいて、家族も付き添ってなんだか深刻そうな雰囲気。
つい自分の時のことを思い出してしまう。
なんだかいつもより待たされてるけど仕方ないかな・・・。と思いながら待つこと約1時間半。
一緒に採血した人も待っているので我慢していたけど、いくらなんでも遅すぎる。
受け付けの方がざわざわしているのでよく聞くと、どうやら検査するところが結果を連絡するのを忘れていたようだ。
この前はカルテが行方不明になるし、どうなっているんだろうなぁ。
もっと早く声を掛ければよかったと反省。

今日の白血球は2600。
以前より下がり方が早い感じがする。
「次の入院の予約入れちゃいましょう!」
とN先生。
ということは、それまで外来は無しってこと?
それなら前回やった腫瘍マーカーの結果をきいておかなくては。
「まだ聞いてなかったんだっけ?(カルテをめくって)・・・うん、まったく問題ないよ!」
おもわず手を叩いて先生と微笑み合ってしまった。
しかし、何でも自分から言わないとだめなんだなと今更ながら思う。
まぁ結果が悪かったらすぐ知らせてくれるんだろうから、それはそれでよかったのかもしれないけどね。

それにしても次回入院まで何も予定なしか・・・。
風邪をもらわなくていいけど、ちょっと暇かも。


2002年11月19日(火)



 4回目治療終了

11日に入院して、今回も無事に化学治療を受けることができた。

今回は初めての月曜入院。
病室に入る前に外来で受け付けをするのだが、いつも(水曜日)はせいぜい私も含めて2〜3人しか入院の人はいないのに、今回は6人も入院の人がいてびっくりした。
荷物を持った家族と本人、看護助手の人がいっぺんにエレベーターに乗ったのですぐに満員状態になってしまう。
これは、水曜に手術が集中しているせいもあるようだ。
手術前後が平日の方が、病院も普通に機能していて患者の経過をみるのに都合がいいということなんだと思う。

翌日の治療自体は、いつもと同じで特に変わったことはなし。
ありがたいことである。

今回はラジオを持って行ってずっと聞いていた。
今までは感度が良くないんじゃないかと思って持っていかなかったのだが、実際はFMをイヤホンで聴いても明瞭に放送が入ったのでとても良かった。
好きな洋楽を聴きながらの治療は、いつもより時間が早く過ぎた気がする。
毎回一日一枚TVカードを買っていたのに、今回は入院中に一枚買っただけで済んだので節約にもなった。
ちなみにTVカードは一枚千円である。

あと今回変わったことといえば、毎晩入眠剤を飲んだことだった。
やっぱり病院では自宅と同じように眠れないので、いつも夜中の3時とか変な時間に目が覚めてしまう。
大部屋なので暗い中じっとしていなければならないのが結構つらい。
そういう時ってろくな考えが浮かばないものなのだ。
だから今回は、もう最初から薬に頼って朝までぐっすり眠ってしまうことにした。
結果的に体も楽だったし、気分的にもいろいろ考えなくて済んで助かったと思う。

入院も回数を重ねると裏ワザ(でもないけど)も身についてくるようだ。
この調子で次回の最終治療も快適に乗り切りたいと思っている。





2002年11月15日(金)



 外来検診 3−3

いつもとちがって午後3時からのゆっくり診療。

雨の中病院へ。
2時半までに到着して採血をしたかったのに、途中で2件も事故があって着いた時には2時45分になっていた。

外は寒かったけど待合室はあったかくて、ついうとうとしてしまう。
時間が遅いせいか待合室はがらがらなのに、なんだか今日は待たされる。
採血して20分くらいで結果は出るはずなんだけど。
そのうち外来の受け付けの様子から、私のカルテが迷子になっているらしいことがわかった。なんだか電話で必死に探してくれているようだ。
こっちは眠くなってきたので、まぁいいか・・と思いながら半分寝て待っていた。

やっと見つかったのは採血後1時間経過してからだった。

白血球は2200、大体2100が底なので時期的にいってそろそろ上昇傾向だ。
先生もそう思ったのか、次回の入院の予約を決めることになった。
いつもなら木曜治療なのに、今回は火曜に治療することになった。
ということは、月曜入院の金曜退院だ!
土日は回診もなくてつまらない?し、なにより入院日数が減るのはうれしい。
早く帰って自分の好きな物を食べたいし。
病院の食事はどうも化学治療の時は食べづらい・・・。
まずい訳ではないんだけれど、ね。

入院まで外来もないし、自己管理をきちんとして予定通り治療しなくては。


2002年11月01日(金)
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