2008年05月20日(火) |
こういうのも充実?? |
走れるようになってから、どこか記録や結果に満足している自分がいます。「ここまで戻したんだ、もう十分だろう…」、こんな思いから練習前、特に走力練習時は、身が入らないことが増えてきました。
しかし、練習中、もしくは終了後は「まだまだダメだ!」とか「俺って走るの超下手くそだぁ〜」と気持ちが前を向きだします。
ほとんど1人練習だからか、不思議な感じで精神が不安定だなぁと感じてます。でも、こういう「迷い」の中で何かに取り組めるのも充実のような気がします。…勘違い??
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最近、怖いくらい自分が望んだこと、願っていたことが叶っていってます。
自分が指導してきた高校生の県総体出場。おかげさまで10年連続出場記録を死守できました。決勝にて1秒近く記録を更新しての達成。いまだハードリングは荒く、未熟ですが、昨年10月のハードル練習で両足ジャンプでさえハードルを越えられず、泣いていたような子です。 それが決勝の勝負どころでの、あの見事なレースにはとても感動しました。今年でこの高校での指導を終える身としては、本当に嬉しい想いです。本当に良くやってくれた!!
その翌週、今度は自分ごとですが、400Hでは実に8年ぶりとなる53秒台の記録で全日本実業団の出場権獲得。400でも4年ぶりの49秒台と、もう叶わないと思いながらも努力し、願い続けていたことが実現しています。
正直、何がなんだかわかりません。ただ、この8年、怪我に苦しみに苦しんで、練習もろくにこなせない。それどころか、全くやってはいけない時期さえありました。そのため、400から離れること4年、400Hに至っては6年です。
特に400Hというかハードルは大好きだったから、大好きなことに全力どころか全く取り組めないということは本当に苦痛であったし、これ以上ないと思えるほど苦しいものでした。それでも陸上にしがみついて、諦めずにやってきて本当によかったと思います。 去年、競技を辞めてたり、最後だからと指導業にここまで本腰入れてなかったら、この感動はなかったんですよね。あらためて「続けることの大切さ」と「諦めないことの大事さ」を身をもって感じました。 もしかしたら、この歳にしてベスト記録を塗り替えられるかもという位置まで来れたわけですから。
ほんと、人生ってどこで何が起こるかわかんないもんだ…。って大げさ??
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