甘い煙
頭出し巻戻し早送り


2007年02月18日(日) 柔らかい鏡

つきあい始めた彼。

不思議な子。
思いやりがあって、優しさがあって。
やんちゃをしてきたようだけれど、そういうところからイメージされるような良くない軽さとかいいかげんさは見当たらなくて、ちゃんと地に足がついている。まっとうに。
そうだな、真っ当という言葉が、私の感じているのにいちばんしっくりくるかもしれない。


手に余るものは、さほど欲していないように見える。
欲しいとも思うだろうし、向上心はまた別にあるだろうと思う。
冷たい意味ではなく、自分は自分、人は人で、むやみに羨んだりすることがないし、自身や人についての眼が冷静。
感謝の気持ちを持っていて、純粋で素直。
諦めとか割り切りとか、そういうネガティブな捉え方じゃなく、柔軟にたくさんのいろんなことを受けとめられる人、じゃないかな。


個性的だけど、無理が全然なくて柔軟性があって
意地はあって負けず嫌いだけど、肩に力が入っていることはなくて、どちらかというとゆるゆるで
不言実行で、目的に向かって着実に一歩一歩地面を踏み固めていく堅実さのようなものもあって
自分の器の大きさをはかることなく、臆さず表現しようとできて
そして

鏡のような人。

私が柔らかい気持ちだと、彼も柔らかい。
私が不当にトゲトゲした気持ちだと、彼にも噛みつかれる。
だから、私は穏やかなあったかい気持ちでいられるし、いたいと思う。


亜子 |MAIL