ライフ・ストーリー
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ここ数年は肩の力を抜いて生きることができるようになりました。
文章を書くときも、肩の力が抜けるようになるといいなあ、と思います。ですが、こちらはそう簡単にはいかないようです。
すこしずつ、すこしずつ。変わっていくことも大切。
変わらないことも大切。
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一度掲載した詩ですが、きょうの日のために再録します。
一篇の詩をどうぞ
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「風のうた」
落ちる鳥のために。悲しむ犬のために。泣く魚のために。 燃える草のために。ゆっくりと開く花のために。光る時 間のまんなかで。いつも。 遠くのひとのために。声をなくしたひとのために。微笑 むひとのために。身をわずかに揺るひとのために。光る 時間のまんなかで。いつまでも。
手をあげるひとのために。声あげるひとのために。歩き だすひとのために。目のまえのひとのために。今。光る 時間のまんなかで。思いをつくして。 /安水稔和『焼野の草びら―神戸 今も』 (編集工房ノア)より
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