妄想は暴走を生むもんだ。 - 2006年09月08日(金) ふと、こんなことを考える。 「もし、トランプの『大富豪』みたいに革命が起こって、 弱いカードしか持ってない人がいきなり強くなる事態が実現したら」 そうなると、おれみたいな最下層没落民は一気にセレブにのし上がって、 「イロイロな面で貧しいと推定される人間が偉くなる」ということに なるのではないかと。 そしたら、「ヒルズ族」ならぬ「三谷商事ビル族」(福井で一番ノッポな ビル)になって、時間通り電車やバスが来ないことや、駅蕎麦をむさぼり 食うことがステイタスシンボルなんかになっちゃって、時間に追われる 都会の連中をせせら笑うなんてこともあるかもしれない。 おれはアホか。 ... どうして(推定)高校生は総じて声がデカイのか - 2006年09月05日(火) 午後2時、おれは痛飲じゃなかった通院のために、なんと2日連続で 福井駅前に進撃していた。 それはもう、101回目のプロポーズ(古っ)もびっくりな執念である。 「フッ、待ってろよ〜ちょっと高架化されたくらいでなんとなく都会 になったんじゃないかって勘違いしている福井駅め」 おれは、20分乗った程度で料金が一気に290円にまで跳ね上がる、 歌舞伎町のキャバクラもビックリなボッタクリ京福バスに揺られながら、 かといって運転手さんに、 「てめえ、290円も払ってるんだからもうちょっとマシな運転しろクソボケ だいたい、『おつりのないように』って、毎回毎回90円用意できるか!」 と悪態をつくこともなく、ムツゴロウさんに手なずけされたネコのように 大人しくバスに乗っていた。290円を握りしめながら。 だが、心の奥底では年甲斐もなくヒップホップが流れる。 気分はなぜかドレッドヘアで色黒で顔に安全ピンをぶっ刺している感じだ。 ところがおれは今やムツゴロウさんにすっかり手なずけられてゴロニャン しかもゴロニャンのあとに☆がついてしまうくらいにゴロニャンなので、 同乗のジジババ共に紛れて290円を料金箱に投入し、福井駅前で下車する。 そして、「欲しがりません勝つまでは!」と叫びつつ傘を竹槍よろしく、 「げっつげつかーすいもくきんきーん♪」と熱唱もしながら、 福井駅へと侵攻を開始(いや叫んではいませんが、というか歌ってもいません 福井駅はさすがはわれらが福井王国のターミナル駅だけあって、37人くらいの 人だかりがのろのろと歩いていた。 そんな中、なぜか高校生と思われる女子2名を発見。 「なんだよ、なんでこんな中途半端な時間にお前らこんなところにいるんだ? 駅前に居たってすることないだろ」 まあそんな他人のこみいった事情を詮索するほどおれはオバハン化してないし もちろん女子高生2名をはべらせて至福の時を迎えるような変態エロおやじ でもないので(たぶん)、さほど気に留めずテクテクというかのろのろ 歩いていたのだが、 この素朴で地味な高校生(福井の学生は全体的に素朴で地味であかぬけていない) やたらめったらウルサイのだ。 それはもう、おれの脳天直下電撃ドリルスピンな勢いで、鼓膜をレイプして くるのだ。 そう、例えるなら、ガラスを爪で引っ掻いた上に更にチェーンソーで丸太を 間近でぶった切ってるような衝撃である。 これがもし室内であったなら、おれは即刻こいつらに“笑っていいともの テレフォンショッキングにおける「そーですね」係30年の刑”を処していた ことだろう。 しかしここはありきたりな路上であり、かつおれは相変わらずムツゴロウさんに 手なずけられたままだったので、「そーですね」30年の刑は諦め、奴らとは 反対側の歩道へと 「負け犬め、甲斐性無し、男の腐ったの、行かず後家」 等々の罵声を浴びつつも(いや別に浴びてはいません)渡ったのだった。 ところがどうだろう。 奴らの電撃ドリルスピン攻撃は、反対側の歩道に居るおれのところにも 容赦なく襲いかかってくるではないか。お前らスズメバチか? ちょっとだけ、亀田興毅の気持ちが分かるような気がした。 そりゃあまあ歌でも歌いたくなるわなハハーン。 まあそんな不可解で不愉快な気分のまま、病院に行き5分の診療を受け、 またしても歌舞伎町のキャバクラもビックリなボッタクリ京福バスに 乗って帰りましたとさ。めでたしめでたし。 ... 別に誰かが読むとは思ってないけれど - 2006年09月04日(月) ものすごく久しぶりに、日記を書くことにしてみた。 思えば、インド人もびっくりな出来事ばかりが続いたこの数ヶ月。 でもまあ、 あと一歩ってところまでお近づきになれてさあここでチューだって時に いきなり往復ビンタ食らったりとか、せっかく宝くじを買ったはいいが 大事に保管しすぎてどこに仕舞ったか忘れてしまったりとか、自販機で ウーロン茶を買おうとボタンを押したら何故かドクターペッパーが 出てきたりとか、PCのメールで送信者の名前が友人と同じだったから うっかり開いてみたところフィッシング詐欺だったとか、パッケージ が結構そそられるのでエロDVDだと思って買ったはいいが水着シーン しかなかっただとかいったことはなく、 一方で、エビちゃんがそんなにいいとは思わなかったりだとか、かたや 感動アンビリバボーで泣きじゃくるベッキーが結構カワイイと思って しまったりだとか、ほしのあきは絶対サイボーグだと信じてやまなかったり、 叶姉妹のミカの方は間違いなく男だと確信してしまったり、「花嫁は 厄年ッ」のやべっちはどうして福島出身という設定なのにめっちゃ ネイティヴな関西弁なのか気になってしょうがなかったり、そうかと 言って「結婚できない男」の阿部チャンと、同じく結婚できない俺様とは 一人暮らし時代他人を部屋に入れたがらないところとか偏屈なところとか そもそも結婚なんて全く考えてないところとか、とても似通っているのに 決定的な違いはやっぱりカネと顔の造りであることにようやく気付いたり、 とにかく、たいしてドラマティックでドラスティックな出来事なんて、 これといってなかったという訳だ。 まあ、福井という日本最後の秘境では、昼飯でも食いながらアタック25とか 新婚さんいらっしゃいとかなんでも鑑定団とかふしぎ発見とか(これらすべて 土日の昼に放映している民放2局しかない福井)、平日なら、いいとも→ ごきげんようへのオシム監督も羨むほどのダイレクトパスな「ぬるーい」 日常が向いているのかもしれない。 ...
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