ふと20年前の日記を読んで懐かしくなった。

あれは2002年ソルトレイク五輪真っ只中の頃。
テキトーに知り合った同い年既婚男子と、一夜を明かした。
次の日の朝、

「私、馬券の換金もしたいから、大井競馬場に
行こうと思ってる」

と相手に伝えたら、彼も暇だからと、

「じゃあ、行こっか」

と、二人で朝イチのレースから大井競馬場に参戦。
そこで、見事、馬券を的中させた彼が

「よっしゃ、ダイヤモンドターンに行こか」　

と、真冬のクソ寒い外でなく、暖かい室内で
ご飯を食べながら優雅に競馬を楽しませてくれる
ことにしてくれたのだった。

いやー、あれは楽しかったね。私もプラス収支で
終えることができたし。

既婚男子と遊ぶことはそれまでもあった。
でも、いわゆる最後の一線を越えることは
してこなかった。そしてこの時、この彼と、
そういう関係になってからは、いわゆる『不倫』
という事を、全否定できない自分が
生まれてしまったのだった。

あれから20年。今も私は独身彼氏なしで、たまーに
既婚男子と遊んでいる。広い世界にこんな女が一人くらい
いても、不思議ではないだろうってね。

で、20年前、私はソルトレイク五輪の女子モーグルを
深夜観ようと楽しみにしていた。しかし、いきなり
同い年既婚男子と会い、ホテルに行き、やる事やって、

「そうだ、モーグル！」

とテレビをつけた時には、里谷多英選手が銅メダルを
獲得して表彰台に乗っていた。

「えー、もう終わってるやん！観たかったのに！」

なんて言ってたよね、私。

でも、今年の女子モーグルの時に、この事を思い出して
懐かしくなることはなかった。
この彼とは1ヶ月足らずのお付き合いで、今は彼が
どこで何をしているのかもわからない。もちろん、
連絡先ももはや知らない。すごく楽しかったことは
今も懐かしく思えるのだけど、その後出会った人との
事の方が、きっと、強烈に記憶にあるせいだろう。

2014年のソチ五輪。
深夜のホテルのとある一室。寝ているパートナーさん
のそばで、私はフィギュアスケート女子ショートプログラムを
テレビで観ていた。そう、浅田真央選手が出遅れてしまった
あの演技を、私はホテルでひっそり観ていたのだ。
自分自身の後ろ指を指されて当然の行為のせいかと
勝手にショックを受けていたから、後日行われたのフリーの
浅田選手の演技には、本当に涙が出てきて止まらなかった気がする。
浅田選手と私のことは全く何の因果関係もないのに。

そして、今年、北京五輪。
昨日の夕方、某所にて、スピードスケートの女子パシュートの
準々決勝をパートナーさんと二人で観ていた。
日本は五輪記録で1位通過。すごかったなあ。

果たして20年後、冬季五輪を見て、過去を懐かしむ私は生きているのか？
この日記はまた閲覧できるのか？

もし、70歳の私がこれを読むことがあったとしたら、ここにあること
全てを笑い飛ばしていられるくらいの私がそこにいてほしい。
生きていたら、とにかく一人でも元気でなんとかやっていてほしい。
そして、冬季五輪も、楽しんでいてほしい。
スポーツ観戦が好きなのは、この日記をつけ始めた頃から、
全く変わっていないことだから。

ここに私が日記を記すようになってから、
もう20年以上が経ったらしい。

その20年で私自身は大して何も変わってない。
ずっと独身彼氏なし。
いい響きじゃないか、独身彼氏なし。
50歳独身彼氏なし。
何度も言いたくなるな、独身彼氏なし。

独身彼氏なしらしく、慎ましやかに
生きていきましょうね。グフッ。

ちなみに、弟も妹も独身。
独身一家はどんな老後を過ごすのだろう。
楽しみやん。

あっ、この日記を読んでしまった方、
どうもすみません、つまらない戯言日記で。

なんだ、このタイトル。

2019年に私が子宮全摘手術をすることはここに記しましたが、
その後のことは一切何も記しておりませんでしたので、ここにも
軽く記しておきます。

…別の場所ではとっくに報告済みなんですけど。

手術をしたら、性生活に関することがどうなるのかという事
なのですが。

『何も変わらないよ！』

というのが二人の一致した見解でした。
なので、術後の事をあれこれ気にしている方々には
「まずは普通の生活に戻れるように頑張って！」
とだけ言いたいです。

まあ、私自身は昔に比べたら性に関して貪欲ではありません。
Hしなきゃしないで生きていけます。
パートナーさんはどうなのか知りません。あまりそんな話しないしな。

ちなみに、入院する前の日から私は休みを取っていたのですが、
その入院前日に、しっかりうしろゆびさされ組は集結し、
やる事やってから、私は入院生活に入ったわけですよ。
アホですね。

主治医からは「性交渉は3ヶ月ダメだから」となぜか強く言われ、
そうなのかあと思いながら、術後2ヶ月足らずで二人で近場の温泉旅
に出掛けたり。流石にその時はするのが怖かったので、テキトーな所で
やめときましたが。

でも、術後3ヶ月足らずで、大好きな九州の温泉宿に行ったときには、
試してみました。何事もなくてよかったね、私。

で、その後も、たまーにうしろゆびさされ組は集結してます。
1ヶ月に一度会うか会わないか、いや、もっと会う頻度は
少ないと思うけど。それ以前にほぼ連絡取り合わないし。
しかも私が別会社に出向になって、生活環境がガラリと変わったから、
ますます二人が集結しにくいわけですね。

まっ、そんなもんですよ。

でも、先月は珍しく2度も会ったわね。珍しく。
こんなコロナ禍で。
何かあっても自分のケツは自分で拭くってことで。
自己責任だってこと、相手のせいにしないってことだけは
肝に銘じておきます。

さて、次は何年後にここに登場するでしょう。
それまでにこのサイトが消滅していないことを願います。

おだっちももうあと1ヶ月半で51歳になりますよー。
いつの間に、そんな年齢になってるんだか。

生存報告。