■あんただけにそっと■

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2011年10月15日(土) 放置してたー

ツイッターでの情報を追うことや、
そこで気軽に思いや出来事を吐き出すことで、こっちにこなくなっていた。
前回、爆弾発言しておいて。

現状や、決まっていることや考えていること。
ぴーとの離婚は確実。
放射能汚染が深刻すぎて、関東を離れることを考えている。
デモより先に、モリオを避難させなければ。

10年以上前にお互いちょっと好きで、何度か遊んだりしてたけど、
お互い恋人もいたので結局友達のままだった人と再会、付き合っている。
私が清掃で入っていた会社の警備隊長をしてたので、隊長と呼ぶ。
さるさるで書いてた頃には登場していたな。
去年の今頃も浮気をしていたなーと、尻軽な自分に思いをはせる。
今回隊長にひかれたのは、子ども好きだということ。
モリオも可愛がってくれるし、私との間にもう一人欲しいと熱望してくれている。
もし出来なくても、モリオがいればそれでいい、とも言ってくれてる。

ぴーちゃんのことは、本当に今まで大切にしてくれて感謝してるし、
今でも好きだけど、恋愛的な好きではなくなってしまった。
情というのだろうか。大切な人には変わりないのだけど。
そして、モリオを4年近く経っても受け入れられなかった。
思い通りにいかないと怒鳴り、力づくで着替えさせようとして、
大泣きするモリオに「うるせえな!ぶつよ!」と足を平手打ちした。

私はぴーちゃんにモリオと近づいて欲しくて、モリオに慣れて欲しくて、
世話を頼み、なるべく手を出さないで見守ろうとしたけど、
色々と言ってみたりもしたけど、どうもダメなようでして。
そしてモリオが「とうちゃんだいきらい!」と言うのを間に受け、
「俺は嫌われてる」と落ち込む・・・。
モリオが先に嫌いになったわけじゃないし、実際に嫌いなわけじゃないし、
なんていうか、あのう・・・。

モリオに対して、随分ひどかったある日、モリオが寝た後に私が
「別れようか」と言ったら、ぴーちゃんは無言だった。

その時、初めて、別れるっていう選択肢が実際にあるということ、
私がモリオを育てていくんだと思ったら、急に光が見えた気がした。
ああ、私、生きていけるかもと思った。
ずっと死ぬか生きるかの瀬戸際で揺れていた感覚が治まった。

隊長と時々飲みに行ったりしだしたのが6月。
ぴーちゃんと別れ話をしたのが8月初め。
隊長に色々相談していて、えー、子どもが好きな人っているんだ、と思った。
隊長が私を好きだと言ってくれるようになって、
まあ、あんま真に受けてなかったんだけど
(隊長は長身で割とモテるタイプでいけすかない)
男に対して反抗心丸出しの私を面白がってくれたり、
あっちも弱いところを見せてくれるようになったりして、
だんだん私も好きになっていった。のが、8月の終わりくらいかなあ。

そして先日、ツイッター上で報告される都内での放射線濃度や、
狭山茶の超汚染数値などを見て、もう泣きたくなり、
「一緒に移住してくれー」とメールしてみたら
「そんなヤバイの?マジで考えるか?モリオも小学校上がる前だし、
 やってみっか?しい子?」との返事。
落ち着け、とかヒステリー起こすなとか言われるかと思ってたので、
すごく驚くのと安堵するのと、この先の人生全くわからなくなり、
色んな意味でアワアワ。
でも、この人は良い。なかなかに良い、と。

周りの子育て友達や、幼馴染に近い中学からの友達や、
入院中に出来た友達、母の友達、ぴーちゃんやその家族、
父なんかと離れるのはすごく不安で寂しい。

でも、私達が先に行って、避難したい時はこっちに来たら?
力になるよって言えるような場所を作ると思えば、ちょっとやる気になる。
場所はまだ決まってなくて、これから絞って行く予定。
瀬戸内海に面した辺りなんかいいかなあ。
上関原発建設は絶対阻止で。

来月辺りには、候補地絞って、下見に行きたい。
英語が出来たら海外に行くのだけどね。
食材の悩みからは日本に居る限り解放されないから。
産地偽装なんて当たり前になってきてるし、
元々の日本の基準値が世界基準より驚くほど高く設定されてる。

食べて応援なんてしなくていい。
農家の人を苦しめてるのは、危ないから買わない私達じゃない。
政府がちゃんと安全な基準値を設定して、正確な数値を教えてくれたら、
福島産のものだって食べるのに・・・。

日本はどうなるのだ。
私はとりあえず、流浪の民になる。
そして流れた先でも、脱原発は叫び続ける。


モーリー・しい子(藻)