■あんただけにそっと■

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2010年03月28日(日) もう一週間経過

あああ〜。
もう飽きたよ〜。
病院暮らし〜〜。

この週末は外泊決定していて、ドキワクで待っていたのだが、
当日の金曜朝、モリオ発熱。
・・・・。
担当医の先生と相談して、まあしょうがないか、熱下がるまで・・と
見送りに。

翌朝には熱も下がっていたのだが、担当医の先生はお休みで、
替わりに見てくれた先生は超慎重派。
この週末は、無し!になってしまった。
あああ〜。

ロタも終了したモリオは元気をもてあまし、
狭い部屋の中を追いかけっこするのもすぐ飽きるし、
だっこでドアの窓からナースステーションを見せろだの、
冷蔵庫の牛乳を見せろだの(他の子の牛乳見てどうする)、まあ要求が多いこと。

熱が出たせいなのか、血糖値は高め。
200〜300台で、それも私は気になってしまう。
せめて100台でいて欲しい・・・なんて、
こういうの気にしすぎると良くないよな〜。
私退院したらインスリン入れすぎてしまいそうで怖い。
低血糖も怖い、高血糖も怖い、どうしたらいいもんかね。
栄養士の先生は「良い血糖を保つことは低血糖との闘い」と言っていた。
そうだよね、70以下は低血糖、でも120以上は高血糖なんて、
なかなかその中に留まるのは難しい。

ましてモリオはインスリンの自己分泌が無い1型。
でも、寝てる間の5時間に300から90まで下がることもあって、
微量のインスリンを入れてるとはいえ、よくわからん。
自分でも少し出てるのかな。
先生もよくわからん、と言っている。
そうそう、モリオの低身長について、成長ホルモンの異常の有無も、
これから調べてみましょうとのこと。
ただの小さい子ならいいんだけど。

そうだ、インスリンポンプの針刺し、二度やりました!
一回目は手で。点滴の針刺しのような感じで、モリオの腹をつまんで刺した。
終わってから、緊張と安堵と怒りのような感情が混ざって泣いた。
泣きじゃくるモリオを抱きながら、
わ、わ、私だってこんなことしたくはねーわ!!と。
子どもの腹に針なんか刺したくねーわ!!と。

二回目は器具を使って。
プラスチックの棒状の器具に、針をセットして、バネを引き、
モリオの腹に当てて発射。
バッチーンとバネの勢いで針が入る。
この方が気は楽だわ。モリオはどっちがいいのかな〜。
どっちも泣いたけど。
この時の看護士さんがやたら子どもに謝るタイプの人で
「やだよねやだよね、ごめーんモリオ君〜いやだよね〜」と
繰り返すので、危なく「うっせ!私も嫌なんじゃ!!」と逆ギレそうに。
いい人なのに、私ったら・・・。

入院中、モリオはよく話すようになった。
「かあちゃん、だっこだっこ、したいんだよー」などという。
だよって。いつ覚えた。
携帯が鳴ると「かあちゃん、けいたい、とるかい?」と渡してくれたり、
メモ帳を開いて「えーと・・・」と呟いてたり、
なんか説明していたら「へー」と言われたり、驚くわ。

私は疲れが耳に来たのか、聞き間違うことが増えた。
ジブリの新作が「独り暮らしのジャコメッティ」だというので、
なんでそんな孤独そうな題材を。と思ったら
「パリ暮らしのジャコメッティ」で、アハハなんだ、
でもなんでジブリがジャコメッティよ、と思ってたら、
正しくは「借りぐらしのアリエッティ」だった。
うーん、なんか全然知らない感じだった。
チップスターのCMで「かりんとうキャンペーン!」というので、
なんでポテトチップがかりんとうで客の気を引くか!と思ったら
パディントンキャンペーンだったりもした。
まあ、なんだ、疲れた。


2010年03月21日(日) また一週間経過

うまくいけば、この休み中外泊できるかもしれなかったのだが、
モリオがまさかのロタウイルス感染!

先週日曜午後からウンチがゆるくなり、月曜に下痢して感染が発覚。
でも吐きもしないので、軽く済んだかな、と思っていた水曜夜、
夜9時の血糖測定で低血糖気味だったので、
グルコレスキューという血糖値を上げるためのゼリーを食べさせ、
ビスケットの補食をとらせていたら嘔吐。
モリオ人生初嘔吐〜。
二人ともドロドロになり、看護士さんに手伝ってもらって着替え。
モリオ、低血糖時に補食できないと困るので、またもや点滴。

金曜にはインスリンの投与を一日5回の注射から、ポンプに変更。
携帯点滴みたいな物で、小さな機械にセットされた薬を、
ボタンひとつで24時間ゆっくり入れたり、
何か食べた時に追加で入れたり出来て、慣れたらすごく便利だと思う。
だが、最初は針を刺さないとならないので、それが出来るかな〜。
ペン型注射器に慣れてしまうと、すごく長くて太く感じるポンプの針。
刺せてしまえば、ビニールの管を残して針自体は抜けるので、
お腹に管をつながれても、モリオは痛くもなさそうだけど。

昨日はヨコさんが来てくれて、モリオはお絵かきボードをプレゼントされ、
にっこにこ。
私も久しぶりにヨコさんQさん夫婦と、赤ちゃんに会えて嬉しかった。

しかしその後、午前中からやばいなと思っていたが私は熱が出て、
夜帰宅後すぐ寝て、今日も一日家から出ないで午後も寝て過ごした。
ぴーは病院に3連泊。
おかげで酷くならずに明日は病院に戻れそう。
ロタ感染じゃなくて良かった〜。
私が感染したらモリオは病院でひとりぼっちになってしまう。
親がいてもストレス溜まってるのに、この上ひとりになったらと思うと。
ユンケル飲んでがんばルンバ・・・だわ。
今日飲んだのはアリナミンだけど。


2010年03月13日(土) 入院から10日

前の日記から一週間。
たった一週間で、モリオも私とぴーも、かなり注射に慣れた!
レベルがアップしました!とゲームなら言われそうだ。

初めの頃は血糖測定も泣いて怖がっていたモリオが、
今では自分で測定器のふたを取り、電源ボタンを押して待っている。
測定は泣かなくなってしばらくしても、インスリン注射は泣いていたのに、
ここ数日、それも泣かない。
「どこに打とうか?」「しり、いやね〜」「じゃあ腕にする?」「うでぇー」
などと会話しながら決めたり。
先生はお尻がおすすめなのだが、モリオは何をいつされるのか見えなくて、
どうも怖いらしい。
私もぴーも、血糖測定と注射の手順をマスター。
怖がる気持ちも無くなった。
なんでもやれば出来るようになっていくもんだねえ〜。

しかし入院一週間を越えた辺りで、私がどっと疲れてきて、
時を同じくして個室から二人部屋へ移されてしまい、
えらいストレスがかかって限界に。
元気になったモリオがイタズラをするのもイライラして、
本気でぶっ叩きたくなったりし、なんの為に入院してるんだか。
突然泣き出したり、それもモリオの病気のことではなくて、
自分の母親に会いたくなって泣いていたり、もうわけわからん。

そんな私を見かねて、看護士さんが看護学校の体育館に連れて行ってくれ、
しばらくモリオとボール遊びをしたり、ピアノを弾いたり。
モリオが笑顔で走ってるのなんて、いつ以来見たかな・・・。
元気になったね。なのにごめん・・・。

金曜夜、限界が来た私と、ぴーが交代。
私は買ったばかりの自転車で夕暮れの中をひた走り、途中の定食屋で夕飯。
家に着くと死ぬほどホッとし、シャワーをして超さっぱりし、
10時に布団に入って、朝7時半までぐっすり眠った。

また朝10時には病院へ行って、ぴーと交代。
夜までぴーはフリータイム。
交代してから夜7時過ぎまでモリオと居たけど、昨日とは全然違って、
本当に心底疲れていたんだなぁ、と納得。

今夜も家泊。
明日からまた病院に5連泊だけど、大丈夫かな〜。

今回のことで、本当に周りの人に助けられて、ありがたかった。
病院へ車で送迎してくれたり、ちょこちょこ顔を見せてくれたり、
差し入れをしてくれた子育て友達、
来られなくてもメールをくれた友達、手紙をくれた友達、
悩んだ挙句地元の名産品を詰め合わせて送ってくれた友達(ツルさん)。

いつも弱音は主にぴーに話していたけど、
今回はぴーも相当頑張っているし、二人で話すような場面もなくて、
どこで弱音を吐いたらいいのかわからなかったが、
友達の「支えになりたい」という気持ちに、本当に救われました。
ありがとう・・・!!

あ、そうそう、もう生理来た。
出血が始まった時から大体4週間で。
体は全く「普段の生理」扱いだったのね〜。
体の方がずっとクールっつーかビジネスライクっつーか。
すげえ。


2010年03月06日(土) 只今入院中

大きい病院を受診したら、そのまま入院になって、
1型糖尿病の診断を受ける。

入院は3週間ほどの予定。
モリオの症状を改善するのに長くかかるのではなく、
家に帰して親が管理できる状態にするまでそれだけかかるそう。

ちょいちょい、担当医の先生から授業を受ける。
1型糖尿病は成人病で有名な2型糖尿病とは違い、
色々な要因が偶然重なって起こる、不運な事故のようなものだということ。
何かの原因で、すい臓が血糖値を下げるインスリンという物質を出せなくなったこと。
代わりにインスリンを注射して、血糖値を安定させて生活していくこと。
今のところ、治らない病気だということ。
インスリン製剤の色々(速攻型や持続型)、
一日何度も注射するのではない、ポンプという方法・・
(ポケベルくらいの大きさのインスリン点滴を身につける)。

今は点滴でインスリンを入れていたのをやめて、注射に切り替えたところ。
普通は80〜125くらいが正常の血糖値らしいのだけど、
インスリンをいれるとドッと下がり(寝てると29とか!)
控えめにしたりやめたりすると600を振り切ったりで、
先生も戸惑うくらい、なかなかペースがつかめない。
でもモリオは入院前より元気になってきて、ホッとしてるところ。

注射の他に、血糖値測定も針を指して血を出してしなきゃならない。
これは今日初めて私も体験。
まずは自分の指に。
ペン型の測定器を押し付けてボタンを押すと、バチンと弾ける感じ。
静電気でバチッとなるのに似てるかも。
次にモリオの測定も私が。
タオルケットでグルグル巻きにして、手と指をギュっと握ってバチン。
すまんの〜。
測定は何とかできてホッとしたけど、インスリンの注射は出来るのかな〜。
出来ないわけにはいかないのだが、こわっ。

大変だけど、インスリンを入れていれば命は守れる病気で、
一生治らなくても、生活は送っていけるのだから、ありがたい。

あまり悲観せずそう思えるのは、流産の経験があったからかも。
悲しさで言えば、流産の方がずっと悲しかった。
とにかく、モリオを失うことはない。
友達が、流産していて良かったのかもね、と言ったけど、
そんなことはない。大変だったろうけど。

ただ、すごい病気だったんだ!というショックと、
モリオが不憫になる時はあるし、この先も不安。
私の一番苦手な分野・・・自己管理・・・。

今夜はぴーが泊まりを交代してくれて、私は帰宅。
この家にモリオが居なかったことがないので、不思議。

明日は自転車買ってから病院に戻る予定。
付き添いは食事も出ないし風呂もないので、それがどうにも・・・。
売店のおにぎりやパンは飽きるし、栄養偏るし、
平日5日も風呂に入らないではいられないしさ・・・。
付き添いの食事くらい出してくれよ〜シャワー室くらい用意してくれよ〜。
どんどん臭くなって、顔色悪くなって困らせるぞ。


2010年03月03日(水) 病院通いは続く

断乳後から、よく水分を取るようになったモリオ。
おっぱいの代わりにしてるんだと思っていたけど、
あんまり飲むので、ぴーも心配してるし、一応、と昨日受診。

それは異常だ、と言われ、オムツの重さと、飲んだ量を一日調べ、
尿も採って、今日また受診。
結果、糖尿病の可能性が高いと言われた。
なんてことだ。

今度は小児内分泌を専門としている医者のいる大きな病院へ、
紹介状を書いてもらったのでまた明日受診。
検査入院が必要になるみたい。

帰ってきて、検索したけど、症状はバッチリ当てはまっている。
多飲多尿、食欲はあるけど元気が無い、だるそうにしている、など。
妊娠や流産をして私がしばらく不安定だったのと重なったので、
ここのところのベッタリは心因性のものだと思っていたけど、
しんどかったんだね。ごめん・・・。

これからきっと病院へは良く行くようになるんだろうから、
車の運転、練習せねばな。
友達とこれから幼稚園の見学を予定してたのだけど、
糖尿病の子を入れてくれる幼稚園はあるのかしら。
公立の小学校は入れてくれそうだけども。

いやまだ決まったわけじゃないけど。
でも、低身長もホルモン異常のせいだったんだなあ。
もっと早くわかってあげたらよかった。
ごめんよ・・・。
母ちゃん気を強く持って頑張るからね。
ちゃんとやれば、死なない病気なんだから、ありがたい位の気持ちでいよう。
いやまだ決まったわけじゃないけど・・・。

なんだか今年は波乱だなあ。


2010年03月01日(月) フリータイム自滅

妊娠したのがわかった辺りから、べったり野郎のモリオ。
最近では公園に連れてっても歩きもしない!!
下ろそうとすると体全体で私にしがみつき
「かあちゃん!こっこ〜(抱っこ)!!」と絶叫。
今日も頑張って午前中に公園へ連れて行ったものの、一歩も歩きゃしねえ〜。
抱っこで小鳥の囲いを見たり、友達が遊んでいるのを見たり。
でも寝るときに「ピッピちゃんいたね〜」などと言うので、
楽しんではいるのだろうか。
母は腕がちぎれそうで30分で限界超えっす・・・。

先週は、久々にぴーがモリオを連れて出かけてくれて、
今年初の一人時間を堪能。
私のリフレッシュコースは、買い物でもエステでも無く、カフェ。
ひきこもり性質丸出しの、漫画のカフェ。3時間パック。
それにひいきのラーメン屋で昼食が付くと最高。

今回は気になっていた花沢健吾の「アイアムアヒーロー」を読んでみた。
まだ連載中で、1,2巻を読んだのだが、
あんな話だと思ってなかった〜!!!
崩れていく日常の風景、それがじわじわと近づいていた事を後で気付く感じ、
読み終わって、一人小声で「こええよ!こええよ〜!」と叫んだわ。

他にも朔ユキ蔵の「セルフ」を読み、
最近好きになってしまった韓国のグループのPVを見たり。
そのグループが好きというか、その中の一人に妙にひかれて。
こないだまで日本でツアーをやってたらしい「BIGBANG」のG-Dragonことジヨン君。
他の子はまだ見分けがつかん・・・。
私は定期的にアイドルの誰かにひかれるなあ・・・。
宮崎あおい、小倉優子、吉澤ひとみ・・・でも今回男の子だ!珍しい!

そうしてニコニコと家に帰って、ご飯作ったり、寝かし付けしたりして、
ぴーはゲーセンへ出かけ、さて私も寝るかと思った12時頃。
昼に読んだ怖いマンガがよみがえり、
尿漏れしたモリオの着替えを和室に取りに行くのも躊躇する始末。
もう、あのマンガ、続き気になるけど後が怖いわ・・・。
悪夢に怯えながら寝たけど、見たのは
「ジヨン君に振られるが、さまぁ〜ず三村が慰めてくれる」という
なんともぬるい夢であった。良かった。


モーリー・しい子(藻)