るしふぇるの日記風味
日記だかなんだかわからんけど(ぉ

2005年02月21日(月) パンドラの箱

珍しく遅番だった今日。

家に帰って風呂に入って戻ると、着信があって。

電話の主にかけ直した。


電話口では、明らかに狼狽し、状況を上手く消化しきれていない様子で、泣きながら俺に今起こってしまった事、思っていることを話している。



電話の主は、パンドラの箱を開けてしまった。

見なくても良い世界を、いや、一般的に考えると、在ってはイケナイ世界の扉を開けてしまった。

全幅の信頼、愛情の送り先、受け取った気持ち等に疑念を抱いてしまった。


揺らいでいる心を、どう落ち着かせてあげられるだろうか?

俺は電話の主より長く生きているし、そのパンドラの箱の中身も経験がある。

それを話したところで、最終的に判断しなければならないのは電話の主だ。


そして、一番大切だと思う事は「自分が今後どうありたいか?」ということだと思った。

例えば、パンドラの箱が無かったかのように振る舞う。

例えば、パンドラの箱の中身について問いただす。

自分の揺らいだ気持ちを押し留めて、平穏を装い、関係を続けていくのか?

自分の揺らいだ気持ちを相手にぶつけて、今ある関係に変化が生じたとしても疑念を晴らすのか?

どちらを取るかは、俺には決められない。

決めるのは電話の主だから。


結果がどうであれ、電話の主が泣くような事は、俺は嫌悪感を抱く。

何時の日か、「こんなことがあったよね」と笑って言える状況が来る事を祈って止まない。


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