前から懸案だった、一向に仕事内容が改善されないバイトの子に、『何故この店に拘ってバイトしなければいけないのか?』という素朴な疑問を持ってまして。
俺の仕事が上がった後に入るシフトだったんだけども、個人面談をすることになりました。
休憩室に二人きりで面談はスタート。
「何でこの店に拘って、嫌な仕事を(彼はホール希望だけど、対人コミュニケーション能力が著しくレベル低いのでキッチンクルー)続けるの?」ともの凄く直球で質問すると、黙りまくりで一向に話が進まず。
変化球を投げることにしました。 珍しいでしょ?(何聞
「例えば、家から近いとか、給料が良いからとか、シフトの自由度が高いとか、友達が居るからとか、好きな女が出来たとか、飲食業が好きとか、接客業が好きとか、いろいろ有ると思うんだけど、自分に当て嵌まるモノはあるの?」と、例を出してみたら、 『そう・・・ですねぇ・・・人のことは関係ないです』と、俺の中では「きっとこいつはこれだろう」と思っていた事がいきなりハズレて、拍子抜けしたのは内緒(ぇ
拘る理由は ・家から近い ・時給が良い ・シフトが自由 ・接客がいつかさせて貰えると思ってる らしく。
「家から近いって言っても、遊んだ帰りにバイト遅刻したら何の意味もないだろう?(遅刻は懲罰対象)」というと『うーん』と唸って黙るし。
「結局君は、働かなくても何の苦労もなく暮らせるから、仕事は適当で、怒られてもその場だけ我慢して流してるから時間までに仕事が終わらないんだと思うよ」というと『そうですね』と認めるし。
で、ちょっとキツめに「このままのレベルではウチでは到底仕事を続けてもらうわけにはいかなくなるよ」と言っても『うーん』だし。
まぁ、わかんないわけではないんだよね、俺も。
楽して給料いっぱいもらって、自由な時間を満喫するなんてのはねぇ。
でも、会社は対価を払って労働力を提供して貰う以上、最低限こなして貰わないといけないタスクがあるわけだし。
このままでは『暖簾に腕押し』『糠に釘』
「お客さんはウチにラーメン食べに来るでしょ?お金払ってラーメンを食べる。俺等はお金を貰った分、サービス、つまりラーメンを提供するわけでしょ?そこまでわかる?」 『はい』 「で、俺等は会社から給料を貰う代わりに労働力を提供するでしょ?」 『はい』 「時給900円の仕事ってのを何処で線引きするかは難しい問題かも知れないけれど、試用期間が終わっても仕事内容が変わらないのは君だけなんだよ?」 『はい』 「これからこの先どうするんだい?」 『どう・・・』 「例えば、今、みんなは0時までに終わらせられる仕事を2時が過ぎても終わらないわけでしょ?」 『はい』 「それをどう向上っていうか、改善するの?」 『それは』 「うん」 『0時までに終わらせるために頑張ります』 「ちょっと待って。頑張るっていうのはお前の主観であって、客観的な判断材料にならないでしょ?」 『え?』 「あのね、お前は受験勉強してたとき、ダラダラ勉強したの?」 『してません』 「でしょ?勉強は段取りつけて、メリハリ付けてやってたはずなのに、何で仕事はそういう風にやろうとしないの?頑張っても今まで出来なかったのに、今から何をどうやって頑張れば良いんだよ?具体的に何をどうするのかを知りたいのに、意気込みだけで今まで何も改善されていないんだからね」 『はぁ・・・』
えーっと。 ちなみにこの子は、C大に現役で入って、経済を学んでます。 今年成人です。 ヤラハタです(関係ない ホントに経済学んでるんでしょうか? 製造業を中心に労働力が海外に依存されている理由がわかるんでしょうか?
と、まぁ、関係ないことは置いておいて。
1時間が経過したところで、他のクルーが上がりで、入れ替わりにその子を入れないと皿を洗う人が居なくなっちゃうので、今日はインタビュー終わり。
結論は翌日へと持ち越しになりました。
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