るしふぇるの日記風味
日記だかなんだかわからんけど(ぉ

2004年10月29日(金) 卒業というか

えーっと、今日、15年程勤めた会社を退社しました。

既成路線というか、今はもう新しい会社の立ち上げで多忙なんで、ようやくというか、そんな感じもするんだけども。

今日は朝から挨拶回りで。

先ずは同じ支社の別館に車で出掛けて、仕事で世話になっていた人や昔の上司に挨拶。
ただ遊びに来ただけと思っている人や、会社を辞めると言ってるのが冗談だと思ってる人が居るので、退職辞令を見せて「本当なのだー」とか言ってみた。
んで、昔の上司と饂飩屋へ昼食に出かけて。
昔の上司曰く「お前は異端児とか言われてるけど、普通の上司にはそう見えるし、評価も低いだろうが、観てる人はきちんと観ててくれたし、評価も高かった」と言われた。
異端児とか自由人とか、およそ会社員に相応しくない言葉を頂戴することが多かった俺だけども、味方になってくれた人もたくさん居たと言うのは判ってたし、その人達のために頑張ってたのはある。
饂飩屋の店主は、元社員で、その話をしたら「俺も昔はこの会社の社風に合ってない人間だとか言われたけど、みんな同じじゃつまらないだろう?」って言ってた。
その人は早期退職して、やりたかった饂飩屋さんになったわけで。
俺は、楽しい会社作りたいから、自分で一生懸命働いて、みんなで笑っていけるような組織にしていこうと思ってる。
まぁ、その為には沢山泣いたりしなきゃいかんだろうが。

本館に戻って、仕掛かりの仕事の問い合わせをこなして挨拶回り。
昔から面倒かけた人ほど、暖かい言葉を貰った。
なんだか、とても嬉しい気分になったよね。
俺が辞めようと思ったきっかけを作ってくれた上司は、ついぞ一度も口をきかないまま、とっとと帰ってしまった。
昔からの知り合いにはもの凄い温厚で、冗談交じりの話をするくせに、気に入らないことや俺のような変わり者にはとても冷酷で。
まぁ、そんなことはどうでも良いんだけど、人それぞれだから。
ただ、俺の評価をその人がしているので、直接仕事に絡んでなかったときも、仕事でヘマったとかそういうこともないのに評価が低かったんだと。
辞めるからって、俺の評価見せて貰ったけど、とても残念だったよね。

で、挨拶は続いて、最後は、俺が新入社員の時からしばらく居た部署へ。
やっぱり長くいたから上から下までほとんど知ってるし、10年以上一緒に居たのもいるからね。
新入社員で俺の下に着いた子とか半べそかきながら挨拶してくれたし、そういうのを観て、俺も泣いたら良いのか?とか思ったけど、やっぱキャラが違うな、とか思って笑ってあげた。その子の実家は新潟で、今回の震災で被害がほとんど無かった地域で良かったと言ってたけどね。

最後は、他の支社で昔世話になった人にメールを送って。
返事は読めないけど、気持ち伝えたいだけだから、まぁ良いかなと。

人それぞれに、出逢いがあって、縁とか、運命とか、偶然とかで、同じ所に集って同じ目標に向かって進んでいく。
また、違ったものに導かれて、新しい出逢いに触れたりする。
繋がりは、その人自身が居なくなるか、存在を忘れ去られたときにしか途絶えることはない。
俺が残したモノが大きいとか小さいとかではなくて、人の繋がりはそういうモノだと思う。
良いも悪いも無く、出逢いが有れば別れも来るわけで。

世界で一番大きな会社を卒業して、というか自主退学(ばく)して、俺は新しい地図を描いていこうと思う。


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