るしふぇるの日記風味
日記だかなんだかわからんけど(ぉ

2003年11月24日(月) 瓦礫

−トータスブルグ・ヘルペン−

身体の腐った破壊のために産まれた竜が、我が国の城を瓦礫に変えていく。

壊される傍から建て直し、建て直してはまた破壊される。

そんな毎日が続いて、早1週間が立とうとしている。


腹を括って戦端に出て行った。

こうなることも十分にわかっていた。


瓦礫の上に立つと、国民諸氏の顔が浮かぶ。

或る者は、形が無くなった城門を外敵から身を挺して守るために剣を抜き、

或る者は、瓦礫の山を掻き分け、城を建て直すために汗を流す。


約3年前、新兵だったわしは、何をどうするかもわからないまま、落城を迎えた。

朝目覚めると、有るはずの城は無く、瀕死の状態の国王が居た。

国民の顔色はなく、ただただ力無く瓦礫を片づける様は、とても寂しい思いを持った。

それも少しの間では有ったが。


瓦礫の山には、絶望しかないのだろうか?

そんなことはない。

人々の熱い思いと、未来が其処に埋まっている。


 < 昔話(´Д`)  目次  未来日記(違 >


Lucifer=Lineheart [MAIL]