さて、今日は危機感について考えてみようかと。
一つの問題点に関して、いろいろな側面から観察し、改善点を探る。 これが理想的な「危機感の持ち方」であると考える。
それに対し、一方的なモノの見方で、要らぬ不安感を煽るのは、あまり賢くない。
例えば「モノを買いたい」という、ごく日常的なことを思うとする。 モノを買うには「対価」が必要で、それを得るためには「労働力の提供」が必要な場合が多い。買ったことで得る満足感・利便性と、払った金額との対比は言うまでもない。
「モノを買いたい」という欲求が一人歩きしてはいけないし、ただ「金がかかるからダメ」という考えもいけない。
どうしてそれが欲しいのか? それを得ることで、何が変わるのか? 支払った分に見合うモノなのか?
あらゆる問題に対して、良い面・悪い面はある。 それに気付かない、気付いても言わないのは論外。
どうしてそういう結論に至ったのか? 自分の考えを強要していないか?
常に相手が居る。 そして、相手の考えを理解した上で、自分の考えを提示する。 先ず聞く事で、相手に与える不安感を取り除く。
危機感を取り除くということは、「相互信頼」以外の何者でもない。 ただ、盲目的に信じることも、別の者には「驚異」「危機感」に発露になることは、歴史が証明している。
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