けふの大福帳。


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2002年02月19日(火)    てんゆうさんちの森のお話。1.5

ネコのおばあさんの毎日は、とっても忙しくなっていました。
なんたって二人の赤ちゃんのお世話をすることになったのです。
「ベビーベッドはまだ納屋にしまってあるはずだわ。お買い物にだっていかなくちゃ」
おばあさんがわたわたしていると、ネコのあかちゃんが泣き出します。続いてウサギの赤ちゃんも泣き出します。
この二人、きょうだいではないようですが、ミルクもおしめも泣くときもいっしょ。

「あらあら、そろそろミルクの時間かしら?」

こんな調子で二週間が過ぎました。
おばあさんは昔の子育てのカンを取り戻し、てきぱきと家事をこなしています。
心なしか若返ったような気さえします。

赤ちゃんたちをお昼寝させ、お茶の時間にしようとお台所へ降りてきたときでした。
カランカラン 玄関のベルの音が聞こえます。

「今日はどなたかしら?」
おばあさんが入れる紅茶はとても美味しいので、ときどきお茶の時間にたずねてくるひとがいるのです。
「あいていますよ」
声をかけましたが、お客さんはドアを開ける様子がありません。

「村の人じゃないのかしら?・・いまあけてあげますよ」
ドアの外に立っていたのはネコの女の子でした。おばあさんの知らない子です。

「おやおや。こんにちわ、どちらのおじょうちゃんかしら?」
おばあさんはちょっと首を傾げてたずねました。

「こんにちわ。はじめまして、おばあちゃん」
女の子はおずおずと顔をあげてそれだけ言うと、またうつむいてしまいました。

                              <つづく?>


     ====================

えー、つまりー、ネコの女の子が増えたのです。
(比較検討の結果、ビッ〇カメラが一番安いっぽいです)

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