夜、月を見ながら。
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21日から、パート勤めではあるけれども地下鉄通勤を
している。僕の人生上、これまで通勤・通学のために交
通機関を利用したことはほとんど無かったため、なんだ
か新鮮な感じがする。けども、やはり眠気には勝てない。
帰りの地下鉄などは、地下鉄のもつあの独特の気だるさ
にやられ、うとうとしてしまう。
あいつを眠らしてしまったら、せっかく明るく快適な車
内を作り上げようとしている私たちの努力が無駄になる。
目を覚まして、車内ライフを満喫してもらわねば、との
配慮か、車掌さん、「次は…もとじん、もとじんです」
って言うから、乗る電車、間違ったかと思惑通りに起き
てしまったのだけれども、「本陣、お出口は右側です」
というアナウンスで、自分の正しさを確認した僕はまた
もや眠りに落ちてしまい、気付いたら「お客さん、終点
ですよ」というなにやら聞き覚えのある声が近くで聞こ
え、目を覚まし見上げたそこに車掌さん。もとじんの車
掌さん。
拙者、起きたらよだれたれてましたから…切腹!!
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