2007年07月03日(火) |
田渕純&ザ50回転ズ |
前述のホットワックスは9月上旬の発売でした。
ザ50回転ズのワンマンライブ、29日は新宿ロフト、1日は大阪クラブクアトロにて行われ、どちらもチケットソールドアウトの満員盛況。 なぜか、アーバン・ムード歌謡の貴公子・田渕純が前座&MCで指名がかかり、新宿→心斎橋とツアーしてきました〜。 ザ50回転ズは、ラモーンズに強く影響を受けていることでしられているが、奴らの凄いところはあらゆる音楽性を内包しつつ、キャッチーで毒のあるエンターテイメントに仕上げているところ。イマドキの20代前半のバンドとは思えない昇華の力を持っている。なんか以前にも同じようなこと書いたかも。 アンコールでは、田渕をボーカルにしての「天王寺エレジー」。五木ひろしの「夜空」と村八分の「水たまり」を団子状にこねて、動物園前にたむろする労務者の酒臭い吐息をまぶして発酵させたような曲である(適当な例、作った本人たちはこんなこと考えてませんよ)。メジャーで活動していても、こうゆう規格外の濃厚なことをやってくれるのがイイよね。 ロフトは極端な酸欠で、演奏にも支障を招いたのは可哀想だったが、クアトロは最高の演奏であっというまの20数曲であった。しかし、クアトロにて600人以上の観客を前にして、ザ50回転をバックに歌う田渕純を観てたら、その昔、渚ようこさんがクレイジーケンバンドのゲスト歌手として呼ばれていた時期を思い出したのであった・・・。
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