サミー前田 ●心の窓に灯火を●

2007年04月04日(水) ウンジャラケ

 日本の至宝、偉大な芸人、植木等が亡くなってしまった。近年、世の中に必要な人、まだまだ死んで欲しくない人が次々と死んでいく・・・そうゆう世の中になってしまったのだ。この世から消えて欲しい奴に限って偉そうにしている。テレビで松岡農水相の顔を見てたらそう思った。
 
 自分の父親(凄い変人)が西洋かぶれだったからか、なぜかクレイジーキャッツが嫌いだったらしく(笑)、幼少時代にテレビや映画でクレイジーを見た記憶は少ししかなく、ちゃんと意識したのは大好きだったテレビ番組「前武巨泉のゲバゲバ90分」の「アッと驚く為五郎」のハナ肇かもしれない。

 83年の9月に山口冨士夫グループの関西〜四国ツアーがあり、奥さん出産でマネージャ粕谷さんが同行できないため、俺が代わりに同行したことがあった。その時は、レコード店でバイトしていたので、店からもらった(パクったともいう)クレイジーキャッツと平山三紀のそれぞれ「全曲集」というタイトルのベスト盤カセットテープを持ってツアーに出かけた。メンバーと一緒の機材車の助手席にいた俺は、DJ担当みたいになって、車にあったのはルーツレゲエのカセット中心だったので、長い道のり、こうゆうのもいいかな?怒られるかな?という気持ちでクレイジーのカセットを流した。なんといっても村八分の冨士夫さんと青ちゃん、外道のマサ、トゥマッチのヒデという強面のメンバーの皆さんである。クレイジーを1曲ごとに爆笑し、みんなでを大合唱しながら高速をぶっとばすというファンタスティックな事態になった。なんとも楽しいツアーの想いでであり、自分にとっては初のライブツアー参加の経験であった。そういえばフールズも結成当時の80〜81年に「スーダラ節」をやっていたもんなあ。
 今の日本のロックに必要なのはクレイジーキャッツのようなユーモア感覚なんじゃないの? お前ら笑えないよ、面白くないよってロックが多過ぎ! 
 ここんところ追悼ばっかりしてるよな。

 


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サミー前田 [MAIL]

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