2004年12月08日(水)  ウェブログの著作権(引用・転載ご自由に)


ここに書きたいことは山ほどたまっているのだが、
とりあえず例のコラムを終えないことにははじまらない。

前回書いたウェブログ著作権のコラムから3週間経ってしまいました。
こんなに間があいてしまうと、前のテンションで話が続けられるかどうかが問題。
それでもまあ、とりあえず書いてみます。

著作権について、これはいわゆる書籍だとか芸術だとかの類ではなく、ここではウェブ上のコンテンツの著作権のことに限って書きますが、たぶん、わたしのような考えの人間はあまりいないと思うので、読んでいていやーな気分になったらごめんなさい!ということでヨロシクオネガイシマス。

ネット散策していると、たいがいが「サイト内の掲載内容の無断使用・転載禁止」のところがほとんどですよね。でもその中に、ごく希にですが「引用・転載ご自由にどうぞ!」なんて太っ腹?のところも見かけたりします。
実はわたし“意識的”にはこれに近いものがあって、ウェブ上のコンテンツは共有するという感覚が根本にはある。
厳密に言ってしまえば、HPを見るということからして、自分のパソコンにコンテンツを取り込むわけで、例えば、これはわたしも良くやることなのですが、今読みきれないから、またはモニター上じゃあ読みにくいから、そのページをプリントアウトして読んだり・・・と、たぶんここまではOKでしょう。個人レベルで使うのであれば著作権に触れないし。
でも例えば、そのプリントアウトしたものを面白いからといって誰かに(または複数の人に)あげたりしたとする。
これは著作権違反にはならないのだろうか。
そして、プリントアウトしたものが知らない間に「印刷物」になったところで誰が管理できようか。

写真やイラスト、ウェブデザインなどのオリジナル性の高いものは特に持っていかれやすいし、またその個性ゆえに、余所で使われていたりしたら見つけやすいのも事実。
わたしのサイトはそのほとんどがテキストなので、テキストなんてものは、一語一句変えずに全文コピーして使わない限りそうそうわかるものじゃない。文章なんてものは、言葉や文体をちょこっと変えてしまえば簡単に転載できちゃう。特に映画の感想なんてものは、似たような主観で書いていると、内容までもが似てくるものだ。

自分のHPを持ちながらネット生活を何年も送っていると、だんだんその裏側が透けて見えるときがあって、人気サイトがいきなり閉鎖しちゃったり、最終更新199○年などの放置状態のサイトや、掲示板での中傷・誹謗などなど、ウェブというのはある意味相当やばい媒体ではないかと思っている。
だからと言っちゃなんなんだが、個人的には、たとえばコンテンツを無断使用されたからといって憤慨するまえに、やっぱりその責任の半分は、取る側よりも取られる方にあるのではないかと思う。
はっきり言ってしまえば、取られていやな物だったら、ウェブというぶっそうな場所には出すなと言いたい。自由に取れる環境に置いといて、手を出したらひっぱたくというのは酷というもの。


つづき→ ヴェブログの著作権(おしまい)


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