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■海外公演の大変さと醍醐味と感動を、いっぱいに味わって帰国。
■タイトなスケジュールだったので、自由時間があったのは二日間、それも夜公演を控えての昼間だけ。
ひとつめの昼は、最初の渡米で印象に残っていたブルックリン橋を訪れる。 地下鉄で中華街まで出て食事してから、マンハッタン橋を徒歩で渡り、ブルックリンへ。そしてブルックリン側からマンハッタンに向けて、ブルックリン橋を渡る。橋上は徒歩ラインと自転車ラインに分かれており、颯爽と駆け抜けていく自転車を眺めながら、ゆっくりと木製のステップを踏んでいく。 橋の真ん中まで来ると、二棟の高層ビルを喪ったマンハッタンを一望できる。9.11以来はじめて見るN.Yの姿。しばし立ち止まって、いろんなことを考える。ただ歩いているだけでは傷を見せない街の、消えない傷のことを思う。
ふたつめの昼は、海外に出るたびの娘の義務、父へのアンティークカメラ探しに時間を費やす。ようやく探し当てた代物は、ヨーロッパで探し当てたものたちほど素敵なものではないが、土地ごとにとにかく持って帰ってあげることに価値があると、大枚を支払う。 劇場に5時いりという時間の制約から、短めの上演時間のマチネを探し、「プロデューサーズ」を観る。この間日本に来ていたものだが、まあいい、見逃しちゃったんだもの。本場で見る。 極上のエンターテイメントを、楽しみつつ、勉強する。 「ヘアスプレー」とか「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」とか、見逃してる本場「ライオンキング」とか、観たいものは山ほどあったのに、劇場を目の前にしつつ、我慢して帰国。ああ・・・・・・。
■時差ぼけがさて、いつになったら取れるのやら、そんなことはおかまいなしに、とにかく明日から、また新しい仕事場へ。とりあえずの洗濯を終えたら、眠らねば、眠らねば。
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