Journal
INDEX|back|next
我ながら、なんて単純な人間かと思う。 芝居の出来がいいと、気分がいい。悪いと、嫌な気分になる。 舞台稽古から休演日なしに一週間以上やってきて、明日ようやく休める、という疲れもピークの公演。疲労がたまって声を潰した俳優を、まるで我が子を案ずる母親のように見守って1日を過ごした。一回りも二回りも年上の俳優を、である。 そういう職業なのかもしれぬし、それがわたしの性(さが)なのかもしれぬ。
明日は、休演日。ドライブに誘ってもらったので、ドライブへ。わたしはきっと子供に戻る。 結婚していないせいか、それもまた我が性なのか、遊びにいくとなると、「子供ごころ」にすぐ回帰してしまうのがわたしの常だ。 今から、着ていくことに決めたワンピースの丈詰めをする。山に向かうというから、川遊び用の着替えも用意しよう。リュックにビーサンを詰め、サングラスだって二通り持って、はしゃいではしゃいで、車の中で歌を歌って迷惑がられる。ああ、楽しそう。 ウキウキすると、またきっと眠れないだろうから、これまたウキウキして「ハリー・ポッター」の続きを読もう。ホグワーツ魔法学校の生徒になって、夜を過ごす。 ああ、こんな阿呆なことばっかり書けるのは、まさしく明日がお休みのせい。ありがたい!
|