ああ、わたしは三国一の働き者だ。 いや、働いたというよりは、俳優への愛情とエネルギーを全開にして、しゃべり動いて、時間を忘れた。ただただ不安で恐れるばかりだった俳優が、集中した稽古で疲れていてもニッコニコして帰っていった、そのほころんだ笑顔が唯一のわたしへのご褒美。 我が体内の強力長持ちバッテリーは完全放電。 後は眠るだけ。