回想


友達と東京タワーへ行く。

別れた後に、あなたと一緒に過ごしたことばかりを思い出す。

タワーの中でも、そのお寺でも、
まだあなたの気持ちは知らなかった。
手をつないでも、離されてしまうし、
腕をただ、掴んでいるだけ。

一人で浜松町まで帰って、
途中、二人で食事をしたお店を眺める。
交差点を待つ途中、この窓の席に座ったなぁ、と考える。
あの時だよね。あなたの気持ちを知ったのは。
顔が赤面するくらいに、お互いの気持ちを伝えて、
初めて二人の想いが通じ合っていたのを知ったもの。

その後の帰りも幸せで、
まさか、あの帰りにあなたの悩んだ顔を見るなんて知らなかった。

早く会いたい。
1週間なんて長すぎる。

今すぐ側にいて。

2006年08月13日(日)