君の温もり


用事があって、あの人の所に行く。

髪を切った姿は新鮮で、
冴えない感じがちょっといい男に変身。

サインを貰った後に、
受け取ったペンに君の温もりが残っている。
このペンをこのまま持って帰りたいと
どれ程に思ったことか。

お茶だしに戻った時も、
私の姿に気付いて待っててくれる。
ドアを締めた時に触れた時も、
同じ温かさが残っている。

忘れる努力をしているのに、
まだ君に負けている。

2005年10月25日(火)