メトロポリタン


あの人が久し振りに出社。

慣れない感じ。
目で追うこともないし。

お土産は私に持ってきてもらえるかなぁ、と
淡い期待と抱いたけれど、駄目だった。

遠い、遠い、存在。
本当に諦める努力をしなきゃ。

すれ違い様の、「チョコレート、ご馳走様です」と言う声が震える。
明らかに緊張してる。

前の職場の子からメールが来る。
環境がまた悪くなってきて、気になってしまう。

昔の人に会いたくなる。
あなたは人の入れ替わりの激しさにどう思っているの?
嗚呼、駄目。
精神状態が目茶目茶。

帰りは初めてあの人と一緒に帰った。
車の話をしたり、出張の話をしたり。
駅までの短い距離を惜しむようにどうでもいい話を一生懸命喋ってしまう。

どうしてこんな時に限って、
あの人との時間があるんだろう。

何を言ったら、スッキリ忘れられる?

いっそのこと、「好きだ」と言って、ハッキリ振られたい。

2005年09月20日(火)