センセイの鞄


男友達に川上弘美の本を薦められた。

「センセイの鞄」

「これを読むと、ほつと会話しているような気分になります」

どれどれ。
彼の目に映っている私は、どんなだろうか。
興味本位で文庫本を買って帰る。

この内容は、今の私にはあまりにもタイムリー。

過去に愛した男を思い出す。
センセイ、という響きも、彼の微笑みも、間とか、空間も、
昔の恋愛を重ねてしまう。

今私が会いたい、昔の恋人は二人のうちのどっちなんだろう。

でも、一番会いたいのは、あの人。
やっぱり気にも留めてもらえないかな?

2005年06月08日(水)