ただ、僕が変わった


友達と会う約束を断った。

体調が悪かったのもあるが、
見事に今日は絶不調。
胃の痛みまでも私を襲う。
やっぱり断るんじゃなかったかな。
電話の穏やかな声よりも、落胆と焦りと拘束の声色を思い出す。

君が変わったんじゃない。
私が変わってしまった。

君が求めているのは、清純でか弱い女の子。
でも、本当の私は君の求めるような人間ではない。

そして、私もただ守るだけの人より、
背中を押してくれる人を求めている。

友達よりも、今の上司よりも、
私は君に本音を言えていない。
思ったことも、喉に痞えたまま。

表面上の付き合いに、
少し疲れてきてしまったんだ。

『友達』としての関係なら、それで構わない。
一歩踏み込んだ関係を望むのなら、
やっぱり僕は君とは一緒になれない。

2004年08月11日(水)