女子マラソン代表選考結果


高橋尚子選手がオリンピックの代表選考から落選された。

驚いた。
信じられなかった。

確かに、東京国際の結果では難しいなぁ、とは思った。
2時間27分。

私はQちゃんの陸上やファンを始め、マスコミに対する姿勢を見て、
非常に心が動かされた。
いつからか彼女をとても応援するようになり、敬意の念さえ抱くようになった。

そんな憧れの人の残念なニュースは、まるで自分に悲しいことが
あったかのように、ひどく落ち込んだ。

でも、「名古屋に出ておけば…」と今更思っても後の祭り。
アテネに焦点を合わせていても、最後の選考に滑り込もうと、名古屋で
必死になって走った土佐さんを選ぶのが、やっぱり妥当なのだと思う。
大阪や名古屋で結果を出した選手を落とす理由など、何もないのだもの。
それを一番分かっているのは、誰よりもQちゃん自身。

会見を見ても、Qちゃんは気丈に振舞っていて立派だった。
本来なら、残念会見なんて開かなくてもいい筈なのに、
涙一つ見せずに、丁寧に対応されているQちゃんは、本当に人間が
できた人だなぁ、と改めて彼女の器の大きさを感じた。

他の選手の頑張って欲しい、なんて言える程、まだ心の整理がついてない。
私達はとても身勝手で、Qちゃんが出てメダルを取れば大絶賛するのに、
そうでなかったら、手のひらを返したように酷評する。
外野はとても気楽な傍観者。
一番楽で、自由気ままに言いたいことを言うのだから、
実際に走っている選手はとても大変に違いない。

混乱と、落胆で訳の分からない文章。

何だか自分の気持ちの表現が上手く出来ずに涙が出てきました。

2004年03月15日(月)