『Chimera』


Amazonで注文したCDの感想。
Deleriumの 『Chimera』 というアルバムです。

中々良いです。

Naokiさんのレビューはかなり参考になって、
セレブ感を出した、というのにも納得。

視聴をした時に『Love』がすごく気に入って、
思わずショッピングカートに入れてしまったのだけど、
中々買い、な商品でした。
デレの曲は精神性が濃密だとは思っていたけれど、
これはビクトリアケーキを食べているような印象を受けました。
独りで生きようとする女性の強さも兼ねている、かと。

『Love』と『Truly』、『Fallen』、『Returning』がお気に入り。
『Truly』が一番ポップス曲が強かったかな。
『Fallen』は悲痛な暗さが、私の心にヒットしました。
確かに、『Magic』は見事な捨て曲。
それ以外は、何度か聞けば合格ラインは十分に出ます。

最後に流れた『Returning』にはしてやられました。
度肝を抜いた世界観。
郷愁漂う、Kristy Thirskの歌声はラストを締めくくるに相応しい曲。
いや、あの一曲のために『Chimera』は創られたのだと言っても
過言ではないくらい。
凄いよ、Delerium!!と、彼らの才能に感謝したくらいです。

『Love』のZoe Johnstonの母性溢れる声と
Kristy Thirskの切なく訴えかける歌声は相反するものがあって、
『Returning』で終わって次に『Love』が始まると、
区切りの意味でも新たな幕開けを感じます。

確かに、『Chimera』はある意味で大衆迎合的ではあるので、
古くからのファンには支持されないのも分かるかも知れない。
私はあっち系初心者なので、聞きやすかったかな。

興味のある方は こちら をどうぞ。

2004年02月18日(水)