■ 2006年05月21日(日) 袋小路の男
昨日の夜、早くから眠りに落ちたせいか
ここ最近の休日ではありえない時間に目が覚めた。
午前10時前。
外はいい天気で眩しかったけどまだ起きたくなくて
しばらく転がったまま本を読んだ。
絲山秋子「袋小路の男」。

始まりも終わりもない、まさに袋小路な関係。

私は基本的になんでもない日常を描いたものが好きだけど、
これはあまりにも淡々としすぎていてちょっと微妙。
本当になにも起こらない。
そしてそれはきっとこの先も変わらないんだろうと思わせる終わり方だった。
雰囲気は「センセイの鞄」に近いんだけどなあ…。
手元に残すかどうか迷うところ。

そういえば著者の経歴を見て初めて、
この作品で川端康成文学賞を受賞していたことを知った。
文学賞については全然わからないけどなんだか意外。
川端康成かあ…。

お昼過ぎにはだんだん暑くなってきたから、
近くの珈琲店へ避難。
お気に入りのハニーコーヒーと厚切りトースト。
このお店でゆっくりしていると、
ものすごく休日!っていう感じがする。

今週もずっと横浜通いになりそうだけど
なんとか乗り切れますように。


+--- next + INDEX + back ---+
Arranged + Written by カノン
+--- Material by AMANE(RainRain) + Skin by caprice* ---+
My追加