■ 2002年10月04日(金) 
いつものように朝帰り。
アパートまで送ってもらう車の窓から登校途中の小学生をたくさん見かけて、私はいまから帰宅してメイク落としてシャワー浴びて眠るんだけどなあって考えたらなんとなくおかしくなった。あの子たちと同じように朝早く起きてきちんと朝食を食べて通勤ラッシュにつぶされながら仕事に行く生活がもうすぐそこまできてるのに。

すこしだけ睡眠不足のまま今日は100分教習だった。卯辰山を越えて大学のあたりまで。
いつもにこやかで感じのいい女性教官がついてくれてなかなか楽しかった。途中のカーブでちょっと大回りしすぎて焦ったりもしたけど叱られなかったし。

夜になって凄まじい雷がきた。雷は嫌い。
まだマンションに住んでた頃に、夏、家族で花火をした。小学生のときだったと思う。遠くで雷が鳴っていて、それがすごくこわくて、はやく帰ろうって父親に訴えたけど聞き入れてもらえなかった。あれは遠いところにいるから大丈夫だって言われて。母親も智もそんなこと全然気にしないで次々花火に火をつけて、でも私はそれどころじゃなかった。一刻もはやくその場から離れて家のなかに入りたくて、最後には涙目になって怒られたような気がする。
雷がこわいっていういちばん古い記憶で覚えてるのはそこから。自分でもなにがそんなにこわいのかよくわからない。もしかしたら前世でなにかあったのかも。

なんてね。

ただ、あの低い雷鳴が聞こえてくると鳥肌がたつくらいにぞっとする。
金沢の雪雷は本当に盛大で泣きたいくらい。

実際には、20歳過ぎていまさら雷なんかで泣いたりできないけど。


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Arranged + Written by カノン
+--- Material by AMANE(RainRain) + Skin by caprice* ---+
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