■ 2002年02月14日(木)
St.Valentine's day
1997年のバレンタインデーは違う人と一緒にいたかった。
それは不完全燃焼のまま終わってしまったけど、
もしもあのときあの人とうまくいっていたら
こんなに穏やかな関係を続けてくることはできなかったかもしれない。
彼氏には言えない悩みも弱音も全部さらけ出してしまえる相手。
読んでくれていますか。いつも心配してくれてありがとう。
1998年のバレンタインデーは近づきたくても近づけない壁がかなしかった。
もしかしたら一緒にいるべきじゃないのかもしれないと思っても
見捨てて行くことはできなかったから。
たとえ突然失くしてしまうことになっても崩れてしまわないように。
私はあの頃より強くなれているんだろうか。
1999年のバレンタインデーは甘えることも頼ることもできなかった。
深夜になると鳴り始める携帯から聞こえる言葉が苦しくて、
1年間持ちこたえたことが奇蹟だったと思う。
どんなに傷つけても傷つけられても死にそうでも笑える自分が嫌いで。
追いつめて追いつめて落ちていった光景と血の色は一生忘れない。
2000年のバレンタインデーは相変わらずの不安定な想いが重たかった。
束縛されたくなくて自分の空間を確保しようとして前を見ることで
また不安にさせてしまうかもしれない恐怖。
他人の人生を左右させてしまったかもしれない負い目。
あの人の将来にとって自分は必要な存在だと言い切れる自信がない。
自分だけ堅実な人生でずるい、なんていちばん言わせたくなかった台詞。
2001年のバレンタインデーはようやく落ち着いてきたことが嬉しかった。
ふざけて笑ったり遊んだり喧嘩したり、
二人でくっついて眠れる日がくるなんて想像もできなかったから。
自分の力で救えたなんて思ってないけど数年分の想いは大きい。
どうかこのまま続いていけますように。
そして。
今年のバレンタインデーはすこしずつ立ち直り始めた気がして安心した。
不安要素なんて探せばいくらでも出てくるもので、
解決すべき問題はまだまだたくさん残ってるけど
それでもここまでこれたことへの感謝と変わらない想いを。
貴方と、関わったすべての人たちに。
Happy Valentine!!
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Arranged + Written by
カノン
+--- Material by AMANE(RainRain) + Skin by
caprice*
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