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2013年05月04日(土) ディオゲネスの願い
ディオゲネスの願い

島原は暫く晴れて穏やか。 もうすぐ立夏だけど、 大気はまだそれほど熱くならないので、 部屋でごろ寝するのに恰好の季節。 生産的でないと言われるだろうけど、 寒ければ暖房を入れねばならないし、 蒸し暑ければ冷房を入れねばならないので、 今たくさんゴロゴロしたい。

こんなことを書いていたら、 30年以上前ラジオで聞いたディオゲネスの話を思い出した。

彼がアレクサンダー大王を何か助けたので --大王が賢人の誉れ高い彼にただ会いに行ったのかもしれない--、 大王が野外で昼寝している彼の元に行き、 何でも願いを叶えてやろうと言った。 ディオゲネスが一言。 「そこをどいてくれ。 日が当らぬ」。

確かに穏やかな日差しはお金では買えないなぁ。

ちなみにその番組はNHKラジオ第一放送で午後8時から45分間放送の「おしゃべり歌謡曲」。 司会は近石真介、 アシスタントは声優の平野文。 笑い話や逸話のコーナーがあって、 ディオゲネスの話はここで聞いた。 このときの語りは浜村淳だったと思う。


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