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2012年05月04日(金) 間違いだらけの間違いだらけのクルマ選び
間違いだらけの間違いだらけのクルマ選び

島原市街の床屋で散髪の待ち時間に、 店に置いてあった「間違いだらけのクルマ選び2012年版(徳大寺有恒、島下泰久著、草思社、2011)」を発見、 ちょっと読んでがっかり。

理由の1つは円高のため日本の自動車が輸出しにくくなりそのうち韓国に海外市場で負けるかもしれないと書かれていたから。 馬鹿馬鹿しい。 日本の自動車メーカーは海外向け自動車をほとんど海外で現地生産しているのに (数年前留学していたアデレードでも三菱の工場を見た)。 韓国の自動車の重要な部品は日本から輸入しているのではないか? それに円安になったら車を動かすガソリンの値段が上がって日本の自動車社会は困ってしまう。

他には軽自動車に対して否定的で --確かに軽自動車の規格をわざわざ設けるのは疑問に思うが、 寸法が普通車より小さい分狭い田舎道では運転しやすい--、 今年生産完了したスバルの軽トラック「サンバー」を一番優れた軽トラとして誉めていたこと。 実は軽トラはメーカーによって作りが全く異なり、 長所短所が車種により様々なので一概にどれが一番優れた軽トラかは言えない。

この本の確か2004年版を楽しく読んだことがある。 面白かったので実家に置いて行ったら父が興味深く読んで、 この本を参考にして初めて(3代目)プリウスを購入した。 トヨタは好きではないのだが、 このプリウスは確かに最初の実用的なハイブリッドカーで父も満足していた (その後新しいヴァージョンに買い換えた)。

そんなことがあって、私はこの本に好意を多少持っていたのだが、 残念ながら消えてしまった。


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