山梨県西部、南アルプスの麓に抱かれた早川町は人口1600人の小さな町。
国道52号から山峡に横たわる早川に沿って30分ほど車を走らせ、たどり着きました。
2006年の正月に西山温泉の「蓬莱館」とその奥にある奈良田温泉「白根館」を
訪れた時にも気になっていたのですが、寄れず。
マルタが少し遠出もできるようになり、やっと来ることができました。
西山温泉湯島の湯は、2005年の夏にオープンしたばかりの町営温泉です。
内湯はなく、屋内にあるのは洗い場のみ。
シャワーがなく、樋を流れる湯をすくってかけ湯にします。
このシンプルな湯樋は洗い場にかけ湯を供給するのと
湯船に流す湯を冷ますという二つの役目を兼ねたうまい仕組み。
樋はそのまま外まで続いて露天風呂に流れこんでいます。
一週間ごとに男湯と女湯が入れ替わるそうで、今日は女湯が石造りの浴槽。
他に誰もいなかったので、マルタも一緒にのびのび入れました。
洗い場の隅には飲用水。
温泉の敷地内、おばあさんが店番をしているテントで
早川町の特産のひとつ、はちみつを一瓶買いました。
そういえば、お風呂の中でもミツバチを見かけたなぁ。
帰り道の車窓から。朝霧高原からの富士山です。