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2007年02月04日(日)
天然物

以前、テレビ番組でたい焼きの魚拓を採っている人がいることを知りました。
こういう人には尊敬の念と親近感をいだきます。(笑)
そこでたまたま紹介されていたのが、菊川市にある鯛春さん。
地元の人に尋ねたら、ここは定食屋さんが寒い時期だけたい焼き屋を開いているそうで
昨年行こうと思った時はお休み中。
だいぶ待ってよくやく買うことが出来ました。



ここのたい焼きは上記の方の定義によると“天然物”。
(私は“一本釣り” という方がしっくりくるなぁ。)
鯛一匹ごとの焼き型はもう“絶滅危惧種”なのだとか。
鯛春のおじさんに尋ねると、焼き型は大正九年、先々代から使っているものだそう。
手早くひとつひとつの型を転がしていきます。



少々小振りなたい焼きは、皮はパリッと香ばしく餡はきれいに鯛の中にいきわたっています。
さらっとしたこし餡で、甘さは控えめ。私は好きなバランスです。

一匹ごと焼くので並んで待つ時間が長いのですが、
焼きたての味に寒さも忘れます。
今シーズンの営業は4月1日まで。その後は10月までおあずけです。