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2006年04月02日(日)
北せんきの湯

夕ご飯は軽食堂みたにへ。
中村好文さん設計ということで、ずっと行ってみたかったレストラン。
市街地の中心部から20分ほどかな。

みたにさんで居心地の良い空間と美味しいイタリアンを堪能した後は、
松本市内の外れにある浅間温泉へ向かいました。

車がすれ違えないような細い坂道の入り組んだ温泉街は
ほの明るい温泉宿の看板だけが浮き立っています。
お目当ては一般客も入れる「北せんきの湯」という共同浴場。
わかりにくい場所にある、とは聞いていたのですが、
温泉街を30分ほど彷徨い、諦めて帰ろうとした時に見つけたのは
何度も通り過ぎていた場所でした。



民家の隙間、細ーい路地の入り口に掲げられた看板。
この先、10mほどのところに「北せんきの湯」はひっそりと佇んでいます。
料金は看板の向かいにある個人宅へ。
玄関には箱が置いてあり、皆勝手にお金を置いていくというシステム。
駐車場はないようですが、管理人さんに尋ねると家の前に置いていいよ、と。
歩いてくる人が多いんでしょうね。



迷っていたせいで入浴時間はあと20分ほどしかないので、
急いで入ろうとしたのですが、あいにく女湯は真っ暗。
脱衣所の照明をなんとか見つけ、次は浴室のスイッチ・・と
キョロキョロしていると地元の方が入ってきてホッとしました。

真っ白いタイルに木の浴槽。
掛け流しのお湯はほぼ無臭ですが、湯の花が舞っていました。
予想通りシャワーなどはなく、お湯と水の蛇口が各二つ。
みんなぺたりと座り込んで、髪も洗っています。
桶は数個ありましたが、私以外はみんな自分の桶を持ってきていました。
洗い場と高さの差のない浴槽は2、3人で一杯になってしまいます。
熱めのお湯(差し湯禁止の注意書きあり)を楽しんできました。



風呂上がりはビールの夫にぴったりのお店がホテルの前にありました。
「スタンディング8オンス」という立ち飲み屋。



昼間は酒屋さんとして営業しているのですが、店の側面はこんな感じ。
夜になると見せる違う顔。