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2005年09月19日(月)
下部温泉

ラフティングの後は、精進湖畔のコテージでバーベキュー。
翌日はお昼過ぎに解散し、私たちは身延の温泉へ向かいました。

武田信玄が傷を癒したと伝えられる下部温泉。
本栖湖を抜けて山を下り、たどり着いたのは
渓谷沿いの細い通りの両脇にたくさんの宿が並ぶ温泉街でした。
鄙びてはいますが、湯の効能に集まる人たちで静かに賑わっているようです。


予備知識をあまり入れずに来てしまいましたが、
目当ての風呂は源泉が湧出する場所がそのまま浴槽という源泉館別館「神泉」
湯治客も多く、長期滞在者のための宿泊施設である
古びたビルの一階に“隠し湯岩風呂”はありました。

日帰り入浴は2時間までで1000円。
本館の受付で入浴料を払うとおみやげです、と
1リットルのミネラルウォーターを手渡されます。
ロッカーには鍵がないので貴重品を預けて隣の別館へ。
ちょうど杖をついたおばあちゃんが入って行くところでした。



混浴風呂にはだいぶ慣れたつもりでいましたが、ここは浴室へのドアを開けると
いきなり裸のおじさんと目が合うほどの容赦ない混浴!
バスタオル巻いていいとはいえ、落ち着かないかも。
苦手な方はお隣の大市館(足下湧出で男女別)の方がよいでしょう。

広さ15畳ほどの岩風呂の底は板張りですが、
その下はかなり深く、岩盤から源泉が沸き出しています。
無味無臭、無色透明なお湯は弱アルカリ性の単純泉。
湯温は30度前後でぬるいというより、冷たい。
慣れれば長く入っていられるかもしれませんが、
加熱した湯と交互に入った方がいいようです。

長く浸かっていると鳥肌が立つほど冷えてきたのですが、
湯上がりはじんわりあたたまってきました。