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2004年07月19日(月)
風景画とおでん

午後、静岡県立美術館へ。
「イタリアの光景」という企画展を見に行きました。
オイルスケッチと呼ばれる油絵具による風景写生。
18世紀後半、イタリアに留学していた画家たちの描き始めた
このような風景画は、インクや水彩で描かれた写生とも
室内で描かれた油彩の風景素描とも違う新鮮さがあります。
小品、習作、資料的作品として展覧会の脇役でしかなかった
これらの作品ですが、まとめてテーマごとに見ることによって
風景画の発展していく様子がよくわかりました。
今までにない試みで、地味ながらおもしろい展覧会だったのですが、
ちょっと気に入らないのが「印象派への道」というサブタイトル。
もちろん、戸外写生は印象派の先駆けと言えるものですが、
印象派の源流だとまとめてしまうのは絶対もったない!
そんな見方をしなくても十分価値のある企画だと思います。

その後、友人に誘われておでんを食べに行くことに。
もちろん「冷やしおでん」などではなく、アツアツのおでん。
ちょっと変わったタネもあり、バナナなんてものもあるらしいのですが
今回は見送りました。



数十種類あるおでんは、串の色で値段がわかります。
トウモロコシやソーセージなどもあって一瞬バーベキューかと。(笑)
トマトのおでんはたっぷりのダシとともにいただきます。
皮を剥き、トマトをつぶしておしょうゆを垂らし、
トマトスープのようにして食べました。