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2004年05月09日(日)
素と形展

今日は車で松本市へ。
GW明け(最終日?)の高速道路を片道3時間半のドライブです。
もちろん、運転は私ではありません。

第一の目的は松本市美術館の企画「素と形」展。
これは私の大好きな建築家中村好文さん、古道具商坂田和實さんが
グラフィックデザイナー山口信博さんとともに監修した展覧会なのです。
監修者を聞いただけで、これは絶対おもしろい!と
松本行きをだいぶ前から決めていたのでした。



チラシやカタログの表紙に使われたのは針金ハンガー。
クリーニングに出した服がかかってくるヤツです。
そして展示室に入ってまず目に飛び込んでくるのは、
キラキラと輝く金色の小山。
それは金属を扱う会社からもらってきた真鍮の切粉、屑の山なのです。
他にも裁断前の巨大なロール紙、ボルトやブリキの一斗缶、ウナギとり、
亀の子タワシなどなど、一目でわかる身近な道具から
展示リストを確認しないと用途のわからないものまで。

暮らしで使われるものの中から時代、国籍に関わらず、また
美という観点からは軽視されていた領域のものにまで視野を広げて
選んだものたちは、よい意味で“拾い集めた”という感じ。
あ、これは中村さんの私物だ。これは絶対坂田さんのコレクション!
こういうのはグラフィックデザイナーのセレクトだろうなぁ。
なんていう見方も楽しめました。
公立の美術館でこんな展覧会ができるなんて画期的なこと。
普段つまらなそうに美術館につき合ってくれる夫も
今回は熱心に見ていましたね。

その後は第二の目的であるうつわ屋さんをいくつかのぞいてお買い物。
本当はどこか温泉に寄って帰ろうかと思っていたのですが、
今夜のF1、佐藤琢磨のスタートを見逃すわけにはいかない!
と夫が言うのでちょっと急いで20:30に帰宅しました。
今日の詳細(でもないかな)は「おでかけ日和」にアップする予定です。