人生の午後に書く日記

yuko【MAILHOME

遺品整理人?
2017年06月19日(月)

母が亡くなって4年。やっといろいろと片づけをする気になってきた。というか、4年前は部屋のあまりの酷さに片づけをあきらめてしまったのだ。が、ここ一年近く急に片付けに目覚め、片付けを重ねることでスキルがアップしたと見え、問題の部屋に改めて取り掛かったところ、1週間程度でどうにかなったのは自分でも意外。20年ぶりに窓を開けて風を通すことができた。これは長年のささやかな夢だったので感激 ! しかし、部屋は母のガラクタだけで8畳間が埋め尽くされていた。片付けながら母への怒りがこみあげる。これでは部屋と物、そしてこの部屋を作った人にものすごく失礼だ。母は専業主婦だったのに家事全般がダメな人だった。生前は祖母と諍いが絶えず、バカな父の顔色を見るばかりで私の気持ちは二の次。そして最後は認知症になって私だけにひどい重荷を背負わせ、残ったものは大量のごみ・・。あの人の人生って何だったんだろう?


そして思う。物を大切にするということはずっと傍に取っておくことではなく、役目を終えたものは処分するということがかえって物に対する愛情なのではなかろうか。そしてさらに思う。これから死んでいく私たちは、40歳ぐらいから少しずつ荷物を減らすことを心掛け、何かあったときに物の処分で自分ではない誰かに負担をかけることは避けるべきなのだと。




BACK   NEXT
目次ページ