今年は暗い気持ちを抱えた新年です。
それは日本や私たちの生活を取り巻く状況が大変に厳しいからです。
例えば、昨年通過した次ような法案はこの国を不安定化し生活を悪くしていくだろう、と思うからです。

１ 種子法（主要農作物種子法）」の廃止。戦後コメや大豆、麦などの種子の安定供給を支えてきた法律。この法律が廃止された。公共性の高い種が私有化され、特に外国の資本の流入によって高くなって米や麦の値段の上にそれが上乗せされる可能性。それと種の多様性，品種を守れるのか。

２ 「移民法」とも言われる外国人労働者の受け入れ拡大に向けた改正出入国管理法（入管法）が可決。時間切れみたいな形で通過。４月から実施。大都市部は人手不足解消かもれないが、地方は変わらないだろうと思う。なぜなら、やってくる外国人は都市が好きなはず。それとこの外国人の待遇に合わせて日本人の労働条件も悪くなるという予想もある。ちなみに中国メディアは「日本は中国人移民を大量に受け入れるのか」と題する記事を掲載したという。更に中国国内には日本人口の１／３は中国人になるという予測もあるとか。
価値観や宗教の違う多様な社会構成になるというが、治安も間違いなく悪くなる、はずだ。

３　水道の民営化。移民と同じく、これも失敗した例が世界各地にある。イギリス、パリ、などはその好例。民営化（会社・大方は外国資本だろうといわれている）で水道代が今の５倍になるなんてことがあり得るかも、という話だ。水は人の命に直接つながるのに・・。
４　消費税アップも１０月にやってくる。キャッシュレスでポイント還元とかいう話もあるが、そんなことするなら消費税を上げる必要ないのでは？？みたいな展開が始まっている。

◎海外を見れば
　韓国との関係悪化　米中の緊張関係・・・・このあたりは１つ間違えば日本が戦場。
　北方領土返還を餌にロシアにいいようにされそうな予感　
　トランプさんの米国に食い物にされている　
　英国がEU離脱難航で不安定化　
　中東はやっぱり不安定

◎今年も大規模な自然災害の予兆
　昨年の漢字は｢災」。１月３日の熊本地震。新年早々の大地震に，災いは続くんだ、と直感した。３日以降の震度４の地震は１／１６日現在４回。大洋側。南海トラフが来るのかもと思うと怖い。先日インドネシアであった海底火山の爆発による津波が日本でも起きる可能性を指摘する学者もいる。
　そもそも、古来、御代替りの時は天変地異が多いらしいです。

◎もう１つ！ありました　
2018年3月文部科学省は新「学習指導要領」を公示。2022年度から高校の「国語」の授業の中で小説を扱う時間が大きく減少する。これまで高校2年・3年で学んでいた「現代文」が「論理国語」と「文学国語」の選択2科目に区分される。「論理国語」とは、「実社会において必要となる、論理的に書いたり批判的に読んだりする力」の育成を重視した科目。具体的な教材は、論説・評論文のほか、報道や広報文、会議や裁判の記録、企画書、法令文、電子メールを想定しているという。「文学国語」ではその名の通り、小説や詩歌、随筆などの文学的文章を扱うのだとか。進学校の大方は大学入試に関係する論理国語の選択になるらしい。法令文とか電子メールとか、高校でやることか？専門学校じゃないぞ。ため息しか出ない。
　
　こんな風に未来はあまり明るくない･･とはっきり感じられることがてんこ盛りの年の初めです。用心して、しっかり暮らしたいと思います。そして、縁あって出会った塾生には自分の頭で考えられる力を育てたい、と思っています。
　こんなこと、国語にどういう関係が？と思われる方もおありでしょう。多いにあります。国語とはその時代を反映した教科です。現代や歴史を知らなければ読めない文章も多くあります。開塾１４年目、私もそれなりに高齢化して参りましたが、時代にアンテナを高くあげてしっかり情報をキャッチして生きていきたいと考えている新年です。
　　今年もよろしくお願い申し上げます。
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以上。
とにかく明るくない気分の私なのです。
今年は南海トラフがきそうで怖い。