世界お遍路 千夜一夜旅日記

2016年12月21日(水) 冬至 晴れ

冬至。晴れ。
朝から、北海道からいただいて今日のためにとってあったカボチャを煮た。
おいしい。
何がちがうのかな・・なんか、当地のカボチャとひと味ちがうんだけど。
実家と姪家族にゆずバブをつけて宅急便。
姪には、子どもに冬至とゆず湯・冬至のカボチャを教えなさいと、メモ入れて。

弟の嚥下訓練。
病院の訓練士さん、若い、プロのオーラは出していなかった、まだ。
どちらかというとまだ実習生的なオーラ。
まあ、この子では食べるようにはならんだろなあ・・と直感的に感じたのだが、やっぱり。。
多分無理だろうとの評価、という話をナースからきいたが。
私の訓練は、訓練士には出来ないプライスレスのもの。
1まず、頬、顔、首の付け根、首を、マッサージ。
2次は、ナースさんが使う薄い手袋を装着して、口に手を入れて、頬の内側と歯茎をマッサージ。
3その次はオーラルバイトというアメリカ製の開口器具を使って、開口を設定して。ペコちゃんキャンディーにガーゼを巻いて、それをベロで追わせる。しかしなかなか追わないので舌を刺激して、追っかけを強制。ときどき固定を外して休む。次に、固定のバイトを使って、舌刺激。(っていうか、舌をこねる。)また、キャンディーを使って刺激。
この間20分から30分。
本人は、いやがって「死ね」とか「死ぬ」とか「殺す気か」とかいうが、まあそれもよし。舌が動くし。
舌が、歯よりこちらに今日は少しだけでた。

何でここまでするのか。
今の弟には、食べることしか残っていないから。
少しでも口から好きなものが入るようにしてやりたいと思うから。
胃瘻か、経鼻になるかは分からないが、栄養保持にはそれしかないか。
でも、全く口から食べられない弟はかわいそうでしかたない。見たくない・・・

私がしていることはすごく荒療治ではない。
一応、ネットでオーラルケアのあちこちを見て、研究した結果なのだ。
どうもこのよい嚥下につながる口腔ケアは、実は歯科系の方が充実している。
それが分かった。
今、アマゾンに胃瘻と平穏死、嚥下系のマニュアル本を注文中。
じきに来るはず。いずれ、話し合いをしないといけないので、知識と実践を少しでも蓄積しないと。
上の弟の時もたくさんの癌の本を読んだ。
お気に入りに癌の最新情報のサイトがたくさん入っていた。
そして私ができることはやった。
今回もそう。
いつまで弟のために本を読まねばならないのかね・・・やれやれだ。


 < 過去  INDEX  未来 >


moheji.s [MAIL]

My追加