世界お遍路 千夜一夜旅日記

2008年01月11日(金) 榛名神社へ

新春恒例神社巡拝ツアー。
18切符利用で、これを初めて何年になるかな。
去年は、お諏訪様でその前は、地元の緒弥彦様だったような・・・。
その前は、供養碑建立でそれどころじゃなくて、その前は、18切符使い切りの勢いで、あちこっちいったよ。
でもって、今年は、榛名神社と氷川神社さんだ。
6時36分長岡発各駅停車。で水上で乗り換え、高崎着10時ちょこっと過ぎ。
ここからはバスだ。1時間あまり、ドンドコ山に向かって走る。
さすがに初詣時季も終わり、平日なんで閑散としているが、あたたかで穏やかないい日になった。
でっかい随神門。ちょっと、出羽三山神社を彷彿とさせる。
のんびりと石段道を歩くこと15分、大岩をご神体としている本殿前に着。
すごーーー。
本殿で、うちの受験生たちの希望成就と世界平和などを祈る。
祈っている間、木漏れ日と優しい風は頬にさやさやと当たって、ここの神さまって優しい感じと思ったが。
とにかく、岩の間にかこまれるようにある榛名神社、いい感じである。本殿わきの岩の前の気が強かった。
防寒に身をかためた女性が一人、なんだかアヤシイ雰囲気。
ずっと、祓え詞をうたうように唱えながら、佇んでいる。
フツーの参拝人が来ると止めるんだけど、私だけの時は平気で。
彼女的には、この人は仲間??って思ったのだろうか。
アッチャー。
確か、榛名神社、例の江原さんの本だったかにパワースポットとしてのせられていると、ネットで見たような。
水占いというおもしろいお神籤があった。
引いたお神籤を水に浸す徒事が浮かぶしくみ。
こんなの初めて。
要するに、文字のところに水がしみ込む紙を使っているんだろうがおもしろし。

参道の茶店のおばさんに、寄って行けといわれたが、榛名湖をながめたくなったので、高崎に帰らずに榛名湖行きのバスに乗る。
その前のバス待ち時間、バス停前の資料館へ。
だれももちろんいないので、ヒマしていた受付の女性、ご丁寧に説明して下さる。
この近隣、100坊を数えていたときがあったというが、それはわかるよ、こんな山奥だもん。

さて、13時40分、榛名湖へ。
神社わきから古道があるのだが、3キロ。いずれ挑戦。
榛名湖に有名な榛名富士。しかし、氷は張っておらずに、なんだかあったかそうな水がポチャ、ポチャ。
さびしい。だれもいない。バスが高崎へ帰るまで約40分ある。仕方ないので、ほとりをウロウロとしていたら、土産物屋が開いて、おばさんが「ねえ、やすんでいきなさいよ」「でも、お土産、買わないし」「いいよ、買わなくて、寒いしさ」
おばさんの元気さに負けて、お店の中へ入った。お茶をいただいて話す。
「長岡から来た」というと、もう一人のおばさんが「地震で大変だねえ」って。ハハ、これでもうすっかり有名だよねえ。
で元気おばさん「いろいろと話しているうちに「新潟生まれかね、ホントに、新潟のなまりがない」「ホントですよ、新潟だってなまりのない人はいるでしょう」「いや、わかるよ、群馬の人と新潟の人は話し方がちがう」
フーン。
結局、お茶うけにいただいた試食の花豆の甘煮がおいしかったので、買った。重たくなった、荷物が。
あしたは歩き日なのにさ。
おばちゃんの元気に負けた。
資料館の女性にしろ、神社の茶店の女性にしろ、みんな元気で朗らか。群馬の女性ってそういえば、かかあ天下と空っ風というだったなあ。
なんだか、そうかも知れぬ。
バス、14時半、のって待つけど、運転手さん来ず。
37分になって、やっと、運転手控え所よりあわてて出てきた。
「出るの30分だっけ」
私にきくなって、あんた運転手でしょ。
「そうですよ、もう、病気でも出たか、おこしにいったほうがいいかって、今考えていたところよ」
「すみません、じゃ行きます」
アハッハ、まるで東南アジアのバスみたい。
まあ飛ばす飛ばす。そりゃそうでしょ、このバス、神社前40分だもん。
おまけに1カ所すれ違えないところがあるから、高崎から来るバスと待ち合わせするし。
待ち合わせの運転手、笑っていたけど、よくあることなのか、群馬バスさん。

高崎着3時50分。
で、上信電鉄へ。ここから、貫前神社へと思っていたのだが、なんと45分もかかる。ちょっと無理っぽい。
榛名湖行きが余分だった。
まあ、古代はたぶん榛名湖がご神体だった神社だろうと思ったわけで行こうと思ったんだけど。
ホテルにはいるには早いしで、駅ビルの中をウインドーショッピング。
最近、車で買い物に行くので、こういう駅ビルを見る機会ってない。
おもしろし。
5時過ぎに、レストラン街の中華屋さんで、野菜炒め定食と、ビール。
朝は、コンビニおにぎり、お昼は資料館の椅子で自賛のコーヒーとパン、みかんだったので野菜をたくさんとってホッとした。
地下の食品街のハンバガーショップで「オリジナル黒糖コーヒー」とかいうのを飲んで。
これはミルクコーヒーに、ソフトクリームをのせて、黒蜜かけたもの。
これでオリジナルっていわれるとねえ・・笑う。
6時過ぎのホテルへ。
でさっそくアパホテルの温泉へ。
ぬるい。源泉温度27度。この、高崎駅前地下6000メートルで出ているらし。
フツー色で匂いもなく、かすかに塩素のにおいがする。温度ぬるめなんで、消毒をしているのだろう。
のんびりと30分温浴するも、あんまり効かない感じだ。
あがるころになって、2人、客が来る。
私が一番湯だったようだ。
禁煙シングル、チョーせまい。
ベットが大きいので、なおさら狭さを感じる。
確かに、タバコのにおいはまったくしないが、狭さで息苦しくなるようだ。
アパホテル創業者の本があったりして。(苦労自慢、才能自慢の本である)
それと、受付で、こちらの意向も聞かずに、勝手にアパホテルの会員券をつくってよこしたのも気に入らない。
多分、もう使わないだろう。
今まであちこちこういう類のホテルに泊まったが、狭さではナンバー1だ。
温泉だけがウリのような。
その温泉だが、意外ときいた。
ぬくさがじわじわで、結構後からきいた。

私、ホテルの和室って好きだ。
価格が意外と安いし、何よりたたみの部屋ってくつろげる。
それと、リネン類がホテル仕様で清潔で気持ちいいいし、安心だし。
今まで泊まった中で、思い出せるのは、水戸のプリンスホテルがよかった。
すてきな笠間焼きのコーヒーカップを貸し出したり感じよかった。
あと、昨夏の青森のホテルも和室が広くてよかった。
ここはお風呂がせまくて4000円ほどだったんだけど、お風呂は日帰り温泉ですませたんで問題なし。
なんてホテル談義を書いているときりなし。
貫前神社は、門をくぐると「下る」神社で有名らしい。
今度、富岡の製紙工場跡見学などとあわせていこうかね。




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