世界お遍路 千夜一夜旅日記

2007年10月15日(月) 新大解剖医の指摘

地元紙夕刊に、「県人力士死亡 初動捜査にミス」とでっかい文字が踊る。そばには、珍しく解剖医の眉をひそめての写真。
この、両親の依頼を受けて解剖した解剖医はいう。
多数の外傷を受けたことでの呼吸不全に陥った可能性が高い。検死官が見ればすぐにわかること、それをしなかった愛知県警のミス・・・手厳しい指摘だ。
もしも、勝手に荼毘にでも付されていたら、闇から闇へだった。

先日は理事長がやっと謝罪とお参りに来たが、自分たちが時津風親方(元)から聴取した話は警察がしらべているから、としなかったという。遺族は大変に不満といっていた。もっとも、と思う。
オフレコで、といくらでも話せるだろう。
だって、遺族は「当事者」なんだから、聞く権利があると思う。
それにしても、この10年間に8人の力士のタマゴが同様の亡くなり方をしているとかいう話だが。
ちゃんこ鍋は、栄養学的にあの体をつくるのに合理的な料理だと何かで読んだことがある。
強い力士になるための練習だって、今や、もっと合理的かつ科学的に行えると思うのだが、他のスポーツはみんなそれをやっている。もう一つの国技といわれる柔道だって、今は非常に科学的にトレーニングしているではないか。
兄弟子・新弟子間の関係だって、もちろん、兄弟子をリスペクトするけれど、新弟子の言い分だってきくよ、程度の「民主主義」を採用しないといけないと思うが。
すもうよ、もっと「21世紀的」に変わりなはれ、と思う。
多分、すでに中はかなり腐って末期的なんだろう。
いっそきれいに崩壊して、それこそ仕切り直してほしい。もっとクリーンでもっと明るく。

あの黒川紀章さんが亡くなりましたね。
知事選出たり、この前に選挙に出たりしていたのに、びっくりした。
明日がわからぬ我らが生よ、諸行無常なり。


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