青春18切符がまだ残っていたので、長年の夢であったお諏訪さまへお参りに行った。 土曜:7:24分長岡駅発・・飯山線へ・・・長野乗り換え・・・午後1時25分頃に下諏訪着。 チョーがつくよい天気。 しかし、すごく寒い・新潟の寒さとはちがう、何だかミイラになってしまいそうな天気である。要するに乾燥度が異常に高い。 駅でマップをもらってほちほちと歩く。 日に当たらないあたり、凍っててらてら。 15分ほどで、諏訪大社下社秋宮着。 下社は、季節によって神さまが遷座される。 2月1日から春宮へ写られる。 で、初詣は秋宮がにぎわうというわけ。 確かに土曜せいもあってかけっこうな人だった。 りっぱなお社、結構すごいかな。 お参りしたが何だか神さまお疲れのような・・・ で引いたお神籤は、小吉。 御朱印をいただいて失礼。 ちなみに、この秋宮の手水は温泉、それも飲泉できる。 次は春宮へ。 秋宮は、いわゆる中山道の起点となっている。 で、春宮も旧の中山道沿いになる。 古そうな温泉宿の並ぶ道筋を歩く。 つららがすごい。 御田作神社といいう末社のところで、道に温泉が垂れ流しになっていて、近所の人がそれを汲んでいた。 ほうほう。 春宮は、さすがに一応カミサマはおられないことになっているので、お参りは少ないが・・私はこちらが好きだなあ・・・ということで。 お参り。 境内をウロウロとしてから、御朱印をいただきに。 またしても、お神籤。 オオ、大吉だ。 ご朱印をただいてから、帰り始めたが、あっと見残し! 実は春宮の近くに万治の石仏なる巨石の阿弥陀さまがおらるるんだった。 もどりましたわ、10分。 で、砥川沿いに雪道を進んで、オー、でっかい多分根付き石らしき巨石にかわいいお顔がちょこん。 かわいい! この石仏さんは、春宮の石鳥居を創るときにのみを入れられたのだそうな。 そうしたら、血を流した、それでビックリした石工がお顔をのせて阿弥陀さまにしたのだそうな。 実はこの巨石の周辺、気が強い。 グルグルまわり、しばらくたたずんで、駅へ。 万治の石仏にいってわかったのは、位置的に川そばの春宮の歴史は古いだろうということ。 禊ぎ用お水が場にあることは古社の必須だ。
今夜の宿は、上諏訪なので、1駅移動。 上諏訪駅から徒歩15分、諏訪湖沿いの道を歩くが、しかし寒い寒い。アイスランドを思い出した。手袋なんてはめたこと無いけど、ほしい。持ってこなかった、失敗。 夕焼けはきれいだったが。 宿の隣のおそばやさんうまし。ワカサギの天ぷらもうまかった。
2日目。 8時半、宿の主人が上社まで送ってくれるというので甘えた。 諏訪大社は、下社(春宮・秋宮)上社(本宮・前宮)と、全4社になっているのである。 車で宿の主人と話す。 今年は暖かい。 諏訪湖が凍結して、氷が盛り上がって、まるで神さまがお渡りになった(お妃さんとお会いするために)神渡りという現象は今年は無理とのこと。 自分が子どもだったときは、諏訪湖でスケートをしたが、今は薄くてそれは無理になったとか。 フーン、地球温暖化は進んでいるんだわ。 上社本宮も、凍りついていた。 しかし、なんだか威厳めいたものを感じる。 気合いを入れて、まだ正月だし、朝1番だし、ご祈祷をお願いした。 弟家族と自分。 破磐の宮司さんから「ちくっと財布がいたい金額」と聞いているので、そのように。 お神籤は、やはり小吉。 次は歩いて、道のり15分。前宮へ。 今日も快晴、山峰は美しいを通り越して神々しい。 前宮さんは、一番景色のよいすがすがしい場所にあった。 一見サイズもふつうのお社で、4角に例の御柱(おんばしら)が立っていないと取り立てて特徴がないような。 しかし、多分、ここがお諏訪さまの本地じゃないかな。 ほかの地(下社・本宮)とは全く違う感じだ。 景色のせいだろうか、ずっといたくなるようなかんじなのだ。 そばを流れるお水(名前は・・・ウーンと忘れましたわ)をペットボトルにいただいて、帰ろうと。 お宮の下の雪道で、お仕事をしている男性ふたり、何かモーターのようなものを引っぱって車に乗せようとしている。 苦戦している模様なんで、お手だいしましょうか。 そうしたら、無理無理と笑われて、どこから来た?とかの話になって。 で、さて帰ろうと駅方向をきいたら、軽トラでよかったら送ってやるよ、歩いても20分もあればつくけど、道知らない人にはきついだろう、といわれてオオ!!ラッキー。 これまた甘えました。 車で送っていただく中、御柱の話を聞きました。 「この頃はけが人でても死人はでん、死人がでんとおもしろくない」 ほうう・・・・ まさに「御柱」なんだねえ。 さらに、柱の上に乗る人は絶対に酒はのまん、正気でやらんと死ぬ。 ほうう・・・・ これだから、地元の方と話すのはおもしろう。
そうそう、前宮の社務所でご朱印いただいてお神籤ひいたら、 「吉」 グレードアップしましたわ。 何だかうれしい。 「神籤」は神意なりというので。 駅まで送っていただいたおかげで、予定よりずっと早く帰宅できた。 ありがたし。 なんで、実家へ本日中にということで、ご祈祷セットを届けた。 長い2日間が終了。 思ったのは、ふつうは、雪で埋まっているこの時期、雪がない・・・ 高田なんて「雪の高田」なのに、ないんだわ。 どうするんだろ、2月は新潟県内雪祭り関係のイベントが目白押しなのに。 郷土を愛する者(?)としては、心配になったのであった。
不思議だったのは、私はここ好きだな、感じたお社では、お神籤の相がよいんだわよねえ。
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