| 2002年05月16日(木) |
★滝尻まで 熊野古道完了!★★ |
今日も小雨、風強し。 旅館のご飯は昨日もおいしかったが、今日もうまかった。 部屋などはまるで、明治の趣<夕べはすきま風に困った>だが、ご飯がいいからいいかな、とみんなで言い合った。
M氏はぎっくり腰をやった腰が痛いということでリタイヤ。 3人で滝尻まで向かうことになる。M氏に寄れば、迷うところはないから大丈夫、ということだったが・・・。 7時10分発。 毎度のことだが、またしても一気に距離を上げる道。途中に牛馬童子なるかわいい石像のところによる。 今日はとりあえず、600メートル台まで登って降りる。 今日も雨で蛇がいなそうなので私が先頭だ。S氏は風邪気味とかで調子がよくないと愚痴る、ついでに嫌みも。「あれ、もう蛇、怖くないの?」だってさ。 「飲み過ぎじゃないの?」と私はいいかえす。 きのうは宿のおじさんから本宮大社の御神酒をもらってご機嫌で飲んでいたしな。飲み過ぎシールだよ。 Tさんは、今日は足の様子が昨日より良さそうだ。私もほっとした。
私は滝尻まで出たら、田辺まで歩く予定なので思わず早くなる。何しろ、急坂とはいえ、地道なので足は快調だし。 休憩のたびに「はやすぎるよ」「げんきだね、まるで天狗だ」「田辺いきがあるからね」とかっていわれるが、気持ちいいんだもん。足が喜んで早くなるんだよ、仕方ない。
緩やかな登ったりくだったりで、11時前に高原神社着。コースタイムより30分ほど早い。宿のおじさんにここでお昼がいいよといわれていたのでそうする。 休憩所は、浩宮がこられた<711年ぶりの熊野行幸だそうな>ので作られた施設。「新王子、だね」だ。
またまた急坂を転げるように降りた。 1時15分滝尻王子着。 2時頃だろう、といわれていたのだがはやかった。 私は30分休みで、田辺へ下る。 3時ころ、S氏とTさんが乗ったバスが通り過ぎるのを国道から手を振って送る。
田辺まで20キロあまり。かけるように歩いたが、三栖王子で6時。タイムオーバーとなった。宿のYHに6時から7時には入るといっていたので・・・・。 バス停を探してきいたら、何とそのおじさんがYHまで送ってくださった。 5月の大峰山の山開きにはいつも登るのだという。 私が古道を歩いた、今日は近露からだといったら、ようがんばったなあとほめてくださった。
YH着7時。座り込んだら立つ気がしなくて、しばらく今日のもう一人の泊まり客の女の子と話した。彼女は伊勢路を歩いてきたのだが、古道は2日で挫折した・・・また今度、といっていた。
やっぱり国道で疲れた。
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