おひさまの日記
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2011年09月25日(日) 許す

私の最近のテーマは、
「許す」ということだった。

だった、と言うか、
現在進行形(笑)

許せないと感じることが、
面白いほど目白押し。



その対象となるのは、
大体、母だ。
時に、娘のアンナ。
許せない、腹が立つ、そんな連鎖。

怒りをまき散らした後は、
ものすごく悲しくなる。

私が大切な人を苦しめる、
私がこんなだからいけない、
私が原因だ…

そんな、あの、
そういう時独特の気持ち。
自分を責める、自分が許せない、
あれ。



そして、また、
母に対して、
許せないと感じることがあった。

けれど、
もう怒りをぶつけたくない、
大切な人を苦しめたくない、
こんなことで怒る私がおかしいんだ、
そう考えて必死に抑えた。

言ってやりたい、
言わないと気が済まない、
そんな気持ちとの戦い。

情緒不安定な犬のように、
部屋の中をぐるぐると周り、
行き場のない怒りを持て余す。

でも…

ぶつけなかった、
母に怒りをぶつけなかった、
それだけは自分をほめた。
頑張ったね、偉かったね、って。

許せなかったけれど、
その気持ち、ぶつけないで済んだ。

それでも、
未消化な怒りは、
私の中で重苦しい固まりになり、
消えることはなかった。

けれど、私がいけないんだ、
私が変わらなければならないんだ、
ずっとそう考えていた。



そんな時、読んだあるブログに、
今の私への答えがあった。

それは、私のもうひとつのブログ、
まるおくんのとの対話から、
読者登録させていただいている、
Indyさんのブログ
「幸せを引き寄せるマヤ暦」


『あぁ、わたしはこういう人が赦せないんだ。
 赦せないって怒っているわたしがここにいる。
 赦せるといいのにね。
 赦せない自分を赦してあげよう。
 あ、いま一つ赦せた』

その言葉を読んではっとした。
目の奥が熱くなった。

そうだ、私は自分を許していなかった。
人を許すことはとても大切で重要だ。
そして、それは、自分を許すことから始まるんだ…

そうだった、大切なこと忘れてた。



ここ最近の私は、
人を許そうと必死になっていて、
それができない自分を、
これでもかというほど責めていた。

ダメだ、ダメだ、ダメだ、私はダメだ、
その想いが呪縛のように貼り付き、
自分で自分を追い込んでいった。

そのダメな自分を何とかしたくて、
必死に違う自分になろうとした。
失敗しては、また自分を責め、
もっと、もっと、やらなきゃ、
私が変わらなきゃダメなんだ、
自分にそう言い聞かせた。

腹が立つ自分を、
これでもかというほど罰していた。

そして、そうすればするほど、
どんどん苦しくなっていった。



Indyさんのこのブログの記事を読んだ時、
世界でいちばん許せなかったのは、
自分だったことに気付いた。

「ああ、ごめんね、
 私、自分を許してあげてなかったよね、
 本当にごめんね、
 責めてばかり、罰してばかり、いたね、
 つらかったね」

心の中で自分に言った。

「許せたらいいけど、
 許せないよね、
 そんな自分を許すよ」

すると、どうだろう、
胸の中の何かがするするとほどけ、
穏やかな気持ちになり、
体が軽やかになっていった。

それは、まるで、魔法だった。

それと同時に気付きが訪れた。

母の魂は、アンナの魂は、
ああした役を演じて、
私の怒りをあぶり出すことにより、
私がこのプロセスを体験できるように、
力を貸してくれていたんだ…

涙が止まらなかった。

現実レベルでは、
しがない家族のゲンカかもしれない。

けれど、もっと深い場所では、
魂のプランが存在し、
共に在ってそれぞれの役割を果たすことで、
お互いの魂が成長できるように、
精一杯のことをしているのだ。

なんて深い愛なんだろう…

深夜、母が眠っている部屋の前で、
ぺたんと床に座り、手を組み、
ドア越しに母の魂に語りかけた。

「ありがとう。
 そうしてくれていることで、
 私は自分を許すことができたよ。
 本当に、本当に、ありがとう。
 そして、傷つけてごめんなさい」

母の深い部分に届きますようにと…

眠るアンナの部屋にも行き、
ずれたお布団を直しながら、
ありがとう、ありがとう、と繰り返した。



もはや、私の中に怒りはなく、
あるのは、ただ、ただ、
感謝と大好きの気持ちだけだった。

わかってたはずなのに。

それを消そうとしたって消えない。
まずそれがそこにあることを受け入れること、
それが大切だということを。
それこそが鍵なのだということを。

と、言うか、
その理屈を頭での理解で終わらせてしまっていた。
それを、うずくまって震えている、
私の小さなハートが受け止めた。

前にも何度も体験して、
腑に落ちたと思っていたのに、
また忘れていた(笑)

そして、また思い出した。



その時、まるおくんが言った。

『キミがIndyさんのブログの言葉に出会えたのは、
 キミが相手を許そうと、
 これまでにないほど力を込めて、
 精一杯のことをしたからだ』



明日も私は怒るかもしれない。

けれど、もう、自分を責めない。

「許せたらいいけど、
 許せないよね、
 そんな自分を許すよ」

そこから始めよう。

私が自分を許さずして、
この世界の誰が許そうか。
私が自分を許さずして、
この世界のすべての人の称賛を受けようとも、
満ち足りることなどあろうものか。

私はどんなあなたも許して受け入れます。
親愛なる私。




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