おひさまの日記
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このタイトルがわかった方は、 同年代なのでは ( ̄▽ ̄)
わからない方のために(笑) クレクレタコラ、Wikiではこう説明している。
「変身能力があり、 欲しいものはどんな手を使っても手に入れようとする」
昔のテレビ番組で、 なんでも
「クレ〜、クレ〜」
と言って欲しがる怪獣みたいなもの。 (みたいなもの、って、ヲイ)
なぜ、突然、 クレクレタコラの話題なのかと言うと、 私がそのクレクレタコラになっていたからだ。
ここしばらく、妙に腹が立ってばかり。 その怒りのツボはと言うと、 マナーがないってコトだった。
「なぜ○○しないの? するのが普通でしょ」
そんな思いがぐるぐると駆け巡る。
「○○すべき!」 「こういう時って○○するもんでしょ!」
いつもキリキリしてばかり。 ○○すべき、こうあるべき、ってのは、 自分ではすごくイヤな観念なのに。 ヤマトの波動砲よろしく、 周りには派手にぶっ放していた。
家の中でもばあちゃんやアンナに、 憤りをぶつけてばかり。
でも、く、苦しい…
最近アタシおかしい。
なんか違う、なんか違う、なんか違ぁぁぁう! (風に髪を乱されながら 冬の海に向かって叫ぶイメージで)
「もうこういうのやめたいデス…(´・ω・`)」
シュンとしてしみじみそう思っていた。
そんな中、 断捨離でブックオフさまに本を売りに行った時、
「えみちゃーん、おーい」
と、呼ぶ声が…
しなかったけれど、 なんかふらふらと近寄っていった場所で、 目に飛び込んできた本があった。
『宇宙銀行』
というタイトルの本だった。
なんか気になり手に取った。 立ち読みした。
買った(笑)
立ち読みした時点で、 涙目になっていた私。 そこには、なんかおかしくなっていた私への、 答えが書いてあったのだ。
本には「宇宙銀行に徳を積む」ことで、 自分が幸せになっていくということが書かれている。
なーんて、簡単に書いたけど、 それはそれは深ぁいお話が、 簡単に、わかりやすく、シンプルに書かれているのだ。
人の喜びが自分の幸せになるんだ… 泣けて仕方なかった。
「アタシ、人から奪ってばかりだった…」
あれしてクレ〜、これしてクレ〜、って。
たとえば、マナーだのルールだの、 そういう正しさを振りかざして、 しない相手を責めて、 力づくでも思うようにさせようとしていた。
マナーがないって言えば、 いかにも相手が悪いってことになり、 自己正当化できるのだ。
だから、マナーを盾にしてたけど、 ホントはそんなのどうでもよかったんだよね。
「私は○○したんだから、 あんたは○○しなくちゃヤだー!」
「私は○○してあげたのに、 なんであんたは○○してくれないの!?」
それは、見返りを求める気持ち。 相手に見返りを「クレ〜、クレ〜」ってしてた。
「あーたたちーっ、 私によくしないさよーっ!」
って。
挙げ句の果てには、
「あーたたちーっ、 私の言うこと聞きなさいよ!」
になってしまっていた ( ̄▽ ̄;)
それで、相手が思い通りになると、 シアワセなのかと言うと、 そうでもなく(爆) 余計に空しくなっていった。
ああ、そっか…
見返りを求めて人から何かを奪おうとして、 仮に、何かを奪えたとしても、 同時に自分の大切な何かを失う。 失うと言うか、身を削ると言うか。
欲しいから手に入れようとして手に入れるのに、 ちっとも満たされない。 だから、もっと、もっと奪おうとしてしまう。
私はこのスパイラルに、 少しの間ハマってしまってたみたい。
権力で民をねじ伏せて、思い通りにして、 恐れで彼らをコントロールして、 自分が天下を取ったような気になっているけれど、 実は、彼らの信頼や尊敬は、 まるで得ることのできない、 ちっとも幸せじゃないみじめな暴君みたいだ。
宇宙銀行の本にあったように、 簡単なことから始めた。
見返りを求めて、 奪ってばかりいたから、 その逆に、与えることを始めた。
自分からあいさつする、 笑顔を見せる、 人とかち合ったら道や順番を譲る、 コンビニの募金箱におつりを入れる、 道に落ちているゴミを拾う、 相手が大変そうなことを先にやってあげる、 相手のいいトコ見っけて言葉で伝える、 自分が使う言葉を心地よい言葉に変える、
ひたすら、ひたすら、やってみた。 差し出し続けた。
もちろん、うまくできないこともある。 カチンと来ることだってある。 そんな自分が主張しそうになると、 ちぃと待てよ、と、思い直し、 差し出し続けた。
やる度に、 あいさつや笑顔、 ありがとうの言葉、 うれしそうな顔、 そんなものがどんどん返ってくる。
返ってこなくてもいい、 自分がしたいからしたこと。
人が見ていないトコですることには、 誰も何も言わないけれど、 とっても気持ちがいい。
私は、だんだん、 まぁるく、やぁらかく、なっていった。 心が軽くてウキウキワクワクしてきた。 世界がキラキラして見えてきた。 楽しくて、うれしくて、仕方なかった。
そかぁ、
与えるとこんなにうれしいんだ… 与えるとこんなにシアワセなんだ… 与えるとみーんな戻ってくるんだ…
知っていたし、 体験もしていたし、 けれど、忘れてしまうこと。 とても大切なこと。
よかった、また思い出して。 忘れて、思い出す度に、深くなる。 また忘れて、そして、また思い出す度に、 さらに深くなる。
うれしくて涙が出ちゃう。 魂が喜んでいるのがわかった。
私は、大切なものを、また思い出し、 前よりもさらに深くなったそれを、 しっかりと抱きしめた。
言うこと聞けよゴルァァァッ!はやめたけど、 この本は言うこと聞いてぜひ読んでほしいわ(笑)
宇宙銀行―徳を積み立てると幸運が引き出せる
こんな簡単に幸せになれるんだね。 けれど、こんな簡単なことを、 人は忘れてしまうんだね。
クレクレタコラはもういなかった。 心を入れ替えてマドンナになった(・:*:・願(*´∀`*)望・:*:・) マドンナしぇんしぇ〜〜〜♪
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