おひさまの日記
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2011年05月02日(月) ヘンないきもの

「もういいよ」

とか、

「私はダメなの」

とか、

「どうせ○○なんでしょ」

とか、

ついつい、言ってしまいがち。
そんな時、ヘンないきものがいるんだよ。

「あまのじゃく(天邪鬼)」 ( ̄▽ ̄)

私の中にもしっかりおります、
あまのじゃく。



本当はちっともよくないのに、
「もういいよ」

そこで話をぶつっと切っちゃうのに、
心の中で悔やんで、
いいよと言い放ったのに、
相手に絡みたくなり。
まったくちっとも「もうよくない」(笑)



本当はダメじゃないよって、
本当はそうじゃないよって、
言ってほしいから、
「私はダメなの」

こんなふうにね。

「私は冷たい人間なの」
「私は才能ないの」
「私はろくでもない人間なの」

心のどこかで待っているのだ。
この言葉を。
「そんなことないよ!!!」

でも、そんなことないよ、と、
仮に言われても、腹を立てる。
腹を立てながら、実はすごく悲しい。
怒りの下にいつもあるのは、
感じるのもつらい、つらい、感情。

「私はダメなんだって言ってるじゃない!!!」

相手に過剰反応した時点で、
心の中では「何か」ある。
何もなければ反応しないもんだ。



本当は○○であってほしくないのに、
「どうせ○○なんでしょ」

この○○に言葉を入れると、

「どうせ私のことキライなんでしょ」
「どうせ私の話聞く気ないんでしょ」
「どうせ私のことなんかどうでもいいんでしょ」

とかね。
心の奥では、切に、切に、
そうでないことを祈っているのに、
つい口に出てしまう、そんな言葉。

「そんなことないよ!!!」

そう言われたいんです。
うん、言われたい(笑)

解決したいことを、解消したいことを、
胸の中でモヤモヤしていることを、
そういう言い方して問題提起しちゃう。
変化球過ぎる(笑)

「どうせ男ってそういう生き物でしょ」
「どうせ不況で仕事なんかないでしょ」

例えばそんな言葉も、

「助けて。
 私はそれで苦しいの。
 私はそれで困ってるの」

そう言いたかったり。



あ、いました。
ヘンないきもの ( ̄▽ ̄)



いや、別にね、
このいきもの、いちゃダメってワケじゃない。
みんなにいるしね。
私の中にいるなぁ、このいきもの、
そう気付いているだけでいい。

悲しいのは、
このいきものが発する言葉が、
「自分にとっての真実」だと思い込んでしまうこと。
このいきものと自分が一緒になってしまうこと。

こんないきものがいますねぇ、と、
気付いていれば…

そのいきもの、実は、
悲しい、つらい、さびしい、助けて、
そんな心が化けたもの。
本当はとってもやわらかいやさしいいきもの。

「私はそんなんじゃない、
 そういう話、なんかムカつく!!!」

昔の私はそう思ったりすることもあった。
しっかり反応していた(笑)
反応するってことは、やっぱり何かあるんだよね。



やわらかいやさしいいきもの。
いるんだって認めて、
ちょっとだけ仲良くしてみる。

「つらいね」
「悲しいね」
「がまんしてたね」
「あきらめてたね」

声をかけてみる。

時には声をかけても

「はぁっ!?
 私全然そんなんじゃないから!!!」

そんな思いが湧いてくることもある。
それもまたよし、大切な思い。

それでも、ひとりで泣いている、
やわらかくてやさしいいきもの、
大切な存在がそこにいる。

かけがえのない、
あなたが来るのを待っている、
それは、傷ついて疲れ果てた「私」という名の存在。





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